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ドバイワールドカップ登録締め切られる[和田栄司コラム]
2014/2/18(火)
2014年の世界最高賞金総額(総賞金1000万米ドル)を誇るドバイワールドカップの登録馬が11日ドバイレーシングクラブから発表された。登録馬の中には、BCクラシック、BCターフ、アイリッシュ2000ギニー、ジャパンカップ、エプソムダービー、香港カップ、ダーバンジュライやメルボルンカップ勝馬が含まれ、341頭の登録になった。
BCクラシック勝馬ムーチョマッチョマンは、1月18日ガルフストリームパーク競馬場で行なわれたサンシャインミリオンクラシックを勝って目下3連勝と絶好調、BCターフ勝馬マジシャン、ジャパンカップダート勝馬ベルシャザール、エプソムダービー勝馬ルーラーオブザワールド、香港カップ勝馬アキードモフィード、ダーバンジュライ勝馬へヴィメタル、2011年のメルボルンカップ勝馬ドゥナデンが看板である。
セクレタリアトS勝馬アドミラルキティンは米国ラムジー夫妻の自家生産馬、オーナーは2005年のDWCをロージズインメイで制しており、今年はG1・2勝のビッグブルーキティンとの2頭をエントリーした。QE2S勝馬オリンピックグローリーはリチャード・ハノン厩舎から、ジョン・ゴスデン厩舎は愛チャンピオンSなどG1・3勝の牝馬ザフューグを送る。
2012年のDWCで12着に沈んだボブ・バファート厩舎のG1・7勝馬ゲームオンデュードも戻って来る。今季は8日のG2サンアントニオSで5着に敗れたが、昨年G1・3勝とまだまだ力を出せる状態にある。ルーラーオブザワールドとマジシャン他13頭をエントリーした愛バリードイルだが、キングズバーンズやリーディングライトのG1馬、G3・2勝のアーネストヘミングウェイでは見劣る。
交流G1・5勝のホッコータルマエも招待された。DWCは今年19回を数え、3月29日にメイダン競馬場で行なわれる。今年は15ヶ国からのエントリーがあった。多くの馬が重複登録しているので、タペタの馬場に合わないようなら芝のレース、タペタの馬場に合うようならオールウェザーコースを使って来る伸縮自在な選択をして行くことになりそうである。
16日の京都記念で6着に惨敗したジェンティルドンナ、昨年2着に敗れたドバイシーマクラシックへの参戦になるが、どう立て直して来るのか興味深い。デニムアンドルビーもDSCを使う。2013年のUAEダービー勝馬ラインズオブバトルは現在ヘレンスーパースターと名前を変えて香港トニー・クルーズ厩舎から出て来る。DDF、DWC、DSCのG1に登録している。
ホスト国ゴドルフィンはG1フィリーズマイル勝馬でG2ケープヴェルディを勝ったサーティファイをドバイデューティーフリーに、また昨年カーニバルを4連勝してDDFを制したサージャーをDDF、DWC、ゴドルフィンマイルに登録した。ゴドルフィンは目下カーニバルで10勝を挙げているが、DWCの本命になる馬はカーニバルに出ていない。
デヴィッド・シムコック厩舎の2013年のザビールマイル勝馬トレードストーム、元バリードイルのバトルオブマレンゴはUAEのアーンスト・エルテル厩舎に移籍した。2頭はDDFとDSCに重複登録した。ドバイデューティーフリーの日本馬はジャスタウェイ、トウケイヘイロー、ロゴタイプの3頭だが、ロゴタイプは中山記念の結果次第になりそうである。
DWCデーのスプリント競走、ゴールデンシャヒーン勝馬レイナルドザウィザードとアルクォーツスプリント勝馬シーアシーアの両頭は今年も同レースに登録した。また香港のニュースターでセンテナリースプリントカップを勝ったアンバースカイはアルクォーツスプリントに登録した。
海外競馬評論家 和田栄司
ラジオ日本のチーフディレクターとして競馬番組の制作に携わり、多岐にわたる人脈を形成。かつ音楽ライターとしても数々の名盤のライナーを手掛け、海外競馬の密な情報を把握している日本における第一人者、言わば生き字引である。外国馬の動向・海外競馬レポートはかねてからマスメディアで好評を博しており、それらをよりアップグレードして競馬ラボで独占公開中。
BCクラシック勝馬ムーチョマッチョマンは、1月18日ガルフストリームパーク競馬場で行なわれたサンシャインミリオンクラシックを勝って目下3連勝と絶好調、BCターフ勝馬マジシャン、ジャパンカップダート勝馬ベルシャザール、エプソムダービー勝馬ルーラーオブザワールド、香港カップ勝馬アキードモフィード、ダーバンジュライ勝馬へヴィメタル、2011年のメルボルンカップ勝馬ドゥナデンが看板である。
セクレタリアトS勝馬アドミラルキティンは米国ラムジー夫妻の自家生産馬、オーナーは2005年のDWCをロージズインメイで制しており、今年はG1・2勝のビッグブルーキティンとの2頭をエントリーした。QE2S勝馬オリンピックグローリーはリチャード・ハノン厩舎から、ジョン・ゴスデン厩舎は愛チャンピオンSなどG1・3勝の牝馬ザフューグを送る。
2012年のDWCで12着に沈んだボブ・バファート厩舎のG1・7勝馬ゲームオンデュードも戻って来る。今季は8日のG2サンアントニオSで5着に敗れたが、昨年G1・3勝とまだまだ力を出せる状態にある。ルーラーオブザワールドとマジシャン他13頭をエントリーした愛バリードイルだが、キングズバーンズやリーディングライトのG1馬、G3・2勝のアーネストヘミングウェイでは見劣る。
交流G1・5勝のホッコータルマエも招待された。DWCは今年19回を数え、3月29日にメイダン競馬場で行なわれる。今年は15ヶ国からのエントリーがあった。多くの馬が重複登録しているので、タペタの馬場に合わないようなら芝のレース、タペタの馬場に合うようならオールウェザーコースを使って来る伸縮自在な選択をして行くことになりそうである。
16日の京都記念で6着に惨敗したジェンティルドンナ、昨年2着に敗れたドバイシーマクラシックへの参戦になるが、どう立て直して来るのか興味深い。デニムアンドルビーもDSCを使う。2013年のUAEダービー勝馬ラインズオブバトルは現在ヘレンスーパースターと名前を変えて香港トニー・クルーズ厩舎から出て来る。DDF、DWC、DSCのG1に登録している。
ホスト国ゴドルフィンはG1フィリーズマイル勝馬でG2ケープヴェルディを勝ったサーティファイをドバイデューティーフリーに、また昨年カーニバルを4連勝してDDFを制したサージャーをDDF、DWC、ゴドルフィンマイルに登録した。ゴドルフィンは目下カーニバルで10勝を挙げているが、DWCの本命になる馬はカーニバルに出ていない。
デヴィッド・シムコック厩舎の2013年のザビールマイル勝馬トレードストーム、元バリードイルのバトルオブマレンゴはUAEのアーンスト・エルテル厩舎に移籍した。2頭はDDFとDSCに重複登録した。ドバイデューティーフリーの日本馬はジャスタウェイ、トウケイヘイロー、ロゴタイプの3頭だが、ロゴタイプは中山記念の結果次第になりそうである。
DWCデーのスプリント競走、ゴールデンシャヒーン勝馬レイナルドザウィザードとアルクォーツスプリント勝馬シーアシーアの両頭は今年も同レースに登録した。また香港のニュースターでセンテナリースプリントカップを勝ったアンバースカイはアルクォーツスプリントに登録した。
海外競馬評論家 和田栄司
ラジオ日本のチーフディレクターとして競馬番組の制作に携わり、多岐にわたる人脈を形成。かつ音楽ライターとしても数々の名盤のライナーを手掛け、海外競馬の密な情報を把握している日本における第一人者、言わば生き字引である。外国馬の動向・海外競馬レポートはかねてからマスメディアで好評を博しており、それらをよりアップグレードして競馬ラボで独占公開中。
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