【オーシャンS】ハクサンムーン新王者へ「これで仕上がってくる」

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5日、オーシャンS(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。ハクサンムーン(牡5、栗東・西園厩舎)は助手を背に坂路で単走。4F54.8-39.9-25.4-12.6秒と、最後はしっかり追って上々のラップを刻んだ。

「雨で馬場が悪かったね。前半で滑る感じになった分、全体時計は遅くなったかな。ま、あそこで“行け”ってやれるような性格の馬でもないしね(笑)。それでもラストは12秒6。先週は11秒台で動けてるし、これで仕上がってきますよ」と、西園正都調教師は追い切り内容に納得の様子。

昨年のセントウルSではロードカナロアを下したものの、スプリンターズSでは3/4馬身及ばずタイトルを逃したハクサンムーン。「冬場のレースはどうか、という気持ちもあるけど、ロードカナロアに笑われないような競馬はしてくれると思いますよ」と、師はポスト・カナロアへの自信を覗かせた。

混戦ムードのスプリント界で王者の座を虎視眈々と狙うライバルたちに、今年緒戦から格の違いを見せつけたいところだ。