【ドバイDF】枠順確定/ジャスタウェイは2番枠からの出走!

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ドバイで圧勝した父に続きたいジャスタウェイ

29日(土)、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われるドバイデューティーフリー(G1)(北半球産馬4歳上 南半球産馬3歳上 定量 芝1800m)の出馬表が確定した。

日本馬の総大将は何と言っても昨年の天皇賞(秋)を制したジャスタウェイ。今回は2番枠からの発走となる。その天皇賞(秋)では2着のジェンティルドンナに4馬身差、前走の中山記念では、共にこのレースに出走するトウケイヘイロー、ロゴタイプらを下し、2着に3馬身半差をつける圧勝劇。勝ち切る事が出来ない歯がゆい期間が長く続いていたが、いよいよ完全に本格化を迎えた印象だ。父ハーツクライが圧勝したドバイの地で、世界へとその名を轟かせる事が出来るか。

昨年末の香港カップで2着に逃げ粘り、世界の舞台でも通用する実力を見せつけたトウケイヘイローは6番枠。前走の中山記念はスタートで大きく躓き、痛恨の出遅れ。それでも2コーナーまでに押して先頭を奪い返し、6着まで粘り込む負けて強しの競馬を見せた。海外遠征で既に結果を残している点は、他の日本馬と比較して大きなアドバンテージとなりそう。07年にこのレースを制している武豊騎手を背に、海外の舞台での初G1制覇を狙う。

キズナ、エピファネイアら世代の強豪たちと互角以上の戦いを繰り広げたロゴタイプは12番枠。昨夏の札幌記念以来のレースとなった中山記念では、トップハンデタイとなる58キロを背負いながらも3着と健闘。休養明け2走目で、更なる上昇が見込めそうな今回、ドバイの地で3つ目のG1タイトル獲得を目論む。

海外勢ではG1・3勝の実績を持つザフューグが最右翼か。前々走のBCターフ、前走の香港ヴァースで共に2着と好走。欧州圏だけではなく、世界を股にかける活躍を見せている。今回は過去2走と同距離のシーマクラシックではなく、距離短縮となるデューティーフリーに照準を合わせてきたが、それも勝機があってのことだろう。日本馬にとって大きな壁となって立ち塞がりそうな1頭だ。

3頭の日本馬が出走するデューティーフリー。07年のアドマイヤムーン以来、日本勢は勝ち星から遠ざかっているが、再び歓喜の瞬間を見ることが出来るか。

なお「トレセンLIVE!」では、榎本優也調教助手ドバイからジャスタウェイの近況を連日レポート中。こちらも合わせてご覧頂きたい。

発走予定時刻は20時39分(日本時間:25時39分)。出馬表は以下の通り。なお、馬番=ゲート番となっている。

馬番 馬名 斤量
(性齢、調教国・厩舎、騎手)の順に表記

1 ムシャウィッシュ 57
(牡4、仏・M.デルザングル、L.デットーリ)

2 ジャスタウェイ 57
(牡5、栗東・須貝、福永)

3 アナエロビオ 57
(牡6、南ア・M.デコック、A.マーカス)

4 ザフューグ 55
(牝5、英・J.ゴスデン、W.ビュイック)

5 エデュケイト 57
(セ5、UAE・I.モハメッド、M.ギュイヨン)

6 トウケイヘイロー 57
(牡5、栗東・清水久、武豊)

7 トレードストーム 57
(牡6、英・D.シムコック、J.スペンサー)

8 タサデイ 55
(牝4、UAE・S.ビン・スルール、S.デソウサ)

9 ブレイジングスピード 57
(セ5、香・A.クルーズ、J.モレイラ)

10 ダンク 55
(牝5、英・M.スタウト、R.ムーア)

11 ウェルキンゲトリクス 57
(牡4、南ア・M.デコック、C.スミヨン)

12 ロゴタイプ 57
(牡4、美浦・田中剛、C.デムーロ)

13 ハンターズライト 57
(牡6、UAE・S.ビン・スルール、K.ファロン)


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