【新潟JS】エーシンホワイティ圧勝!平地・障害ダブル重賞V

8月30日(土)、2回新潟9日目8Rで第16回 新潟ジャンプS(J・G3)(障3250m)が行なわれ、北沢伸也騎手騎乗の1番人気・エーシンホワイティ(牡7、栗東・松元茂厩舎)が優勝。勝ちタイムは3:32.2(良)。

2着には10馬身差で4番人気・ヤマカツハクリュウ(牡7、栗東・松田博厩舎)、3着にはクビ差で8番人気・ホッコーゼニト(牡5、栗東・西浦厩舎)が続いて入線した。
なお、アサティスボーイ(牡10、美浦・古賀慎厩舎)が本馬場入場後に故障を発生。競走除外となっている。

ショウナンカミングがレースを引っ張り、エーシンホワイティ、メイショウヨウドウら人気馬は好位からレースを展開。
2周目の向正面で中団に待機していたホッコーゼニトが一気に仕掛けると、それに併せる形でエーシンホワイティもスパート。最後の直線では2頭のマッチレースとなったが、最終障害を飛越した後はエーシンホワイティがみるみる後続を引き離し、終わってみれば圧勝。2着にはゴール寸前でヤマカツハクリュウが食い込んだ。

勝ったエーシンホワイティは3歳時にファルコンSを制するなど短距離戦線で活躍し、今年から障害に転向。2度の2着を経て3戦目で勝ち上がり、前走のオープン戦をレコードで快勝するなど適性の高さを見せていた。これで平地と障害、両方の重賞タイトルを手にしたことになる。

馬主は株式会社栄進堂、生産者は新ひだかの千代田牧場。馬名の意味由来は「冠名+白っぽい。特徴より」。

1着 エーシンホワイティ(北沢騎手)
「このレースを使いたいと思っていたので、前走を勝って予定通りのローテーションを組めたことが大きかったですね。少し夏負け気味の感じがありましたし、今日は涼しくて良かったです。ペースが遅くても、かからずに運べました。
残り半マイルから速くなる厳しい展開で、最後は何とか残してくれと思って追いましたが、よく凌いでくれました。速い飛越をしますし、置き障害の左回りコースは合っています。7歳ですが、馬は若いですし、力を付けています。固定障害をこなせれば、更に楽しみです」

2着 ヤマカツハクリュウ(高田騎手)
「返し馬も良い時と比べて、ひと息という雰囲気でしたし、まだ体調が戻り切っていない感じでしたが、レースでは集中してくれました。最後もよく伸びていますし、この状況のなか厩舎スタッフがよく仕上げてくれましたね」

3着 ホッコーゼニト(難波騎手)
「初重賞でこのメンバー相手によく頑張っていますよ。前半はスローで途中からペースが上がりましたが、テンからペースが速いと体が伸びてしまったと思いますし、これで良かったと思います。自分から動いていって良い形で競馬が出来ましたし、力を付けています」

4着 メイショウヨウドウ(西谷騎手)
「ペースが遅くなるのは分かっていましたし、調教でコミュニケーションが取れていて、折り合いには自信を持っていたので、ある程度出していきました。勝ち馬が早目に動いて良い形になったと思ったのですが、勝負どころで仕掛けたときにピュッと反応できませんでした。その辺りは休み明けの分だと思います」

5着 メジロサンノウ(原田和騎手)
「2着馬とはそれほど差がありませんでしたし、よく追い込んでくれました。ペースが遅くて多くの馬が脚が溜まっているなか、長く良い脚を使っています」

8着 ネオレボルーション(五十嵐騎手)
「これまでのレースを見ても、かかるぐらいの勢いで行っていましたが、今日はそういう感じの行きっぷりではありませんでした。気性面で難しさのある馬です」

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エーシンホワイティ
(牡7、栗東・松元茂厩舎)
父:サクラバクシンオー
母:ライジングサンデー
母父:サンデーサイレンス
通算成績:36戦8勝(障害:5戦3勝)
重賞勝利:
14年新潟ジャンプS(J・G3)
10年ファルコンS(G3)

エーシンホワイティ

エーシンホワイティ

エーシンホワイティ

エーシンホワイティ

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