パドトロワが引退 安藤勝己氏・現役最後の騎乗馬

昨年の函館スプリント(G3)など、短距離戦線で重賞3勝を挙げたパドトロワ(牡7、栗東・鮫島厩舎)は、9月3日(水)付で競走馬登録を抹消したことが発表された。

09年秋のデビューから着実に勝利を重ね、4歳を迎えた11年の春にオープン入り。同年の秋にはスプリンターズSで2着と好走し、翌12年のアイビスサマーダッシュで重賞初制覇。続けてキーンランドCも制し、同年のサマースプリントシリーズ王者に輝いた。昨年も函館スプリントSを制したが、以降は二桁着順が続き、先日のキーンランドC(12着)がラストランに。

現在は評論家として活躍する安藤勝己元騎手にとって、現役時代最後の騎乗馬(12年京阪杯)となったことでも知られた。今後は北海道日高郡新ひだかのレックススタッドで種牡馬となる予定。

馬主は吉田照哉氏、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「三人で踊る(バレエ用語)」。JRA通算獲得賞金は2億6998万8000円(付加賞含む)。

パドトロワ
(牡7、栗東・鮫島厩舎)
父:スウェプトオーヴァーボード
母:グランパドドゥ
母父:フジキセキ
通算成績:35戦9勝
重賞勝利:
13年函館スプリントS(G3)
12年キーンランドC(G3)
12年アイビスSD(G3)

パドトロワ

重賞初制覇を飾った一昨年のアイビスSDより


パドトロワ

ラストランとなったキーンランドCのパドックより