【新潟記念】新潟重賞連勝懸かるユール「まだまだ良くなる馬」

3日、日曜新潟11レース・新潟記念(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、新潟大賞典1着のユールシンギング(牡4、美浦・勢司厩舎)は、助手を背に南ポリトラックコースで追われ、6F82.3-66.7-51.8-37.8-13.2秒をマークした。

【勢司和浩調教師のコメント】
「前走はテン乗りの吉田隼人騎手がスムーズな良いレースをしてくれましたね。レース後は少し疲れが出たので、ムリせずにここまで待ちました。先週、北村宏司騎手が乗ってしっかりやっていますし、今日は調整程度の内容でした。稽古では鋭さを感じさせないタイプですが、良い動きでしたよ。大型馬なので、ゆったりしたコース条件は合っていると思います。

ハンデは思っていたよりも500グラム重いですけど、大型馬ですし、乗り越えてほしいですね。それほど真面目なタイプではありませんが、本当の力を出してくれればやれると思っています。まだまだ良くなる馬ですし、今後の成長も含めて応援してもらえれば、と思っています」

ユールシンギング

ユールシンギング

前走、エプソムC11着のレインスティック(牡7、美浦・勢司厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.8-40.6-13.2秒をマークした。

【勢司和浩調教師のコメント】
「体が丈夫になってきたので、今回もいつも通りウッドチップコースで稽古をしています。先週、今週と良い動きでした。決め手勝負では、同厩のユールシンギングと比べて分が悪い感じがしますし、もう少し前で競馬をしてもいいかと思っています。
大野騎手はこの馬に乗るのは初めてですが、先週の追い切りで乗って感触を確かめてもらっていますし、これまでのレースを見て、新潟は良さそうだ、と言ってくれています。

最初の頃はすごく弱さのある子でしたが、徐々に力を付けてオープンまで上がってきました。とても可愛い馬です。高齢ですが、気持ちは若いですし、ハンデ差を生かして前進を期待しています」