【セントウルS】エピセアローム 一昨年Vの舞台で逆襲へ

10日、セントウルS(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。エピセアローム(牝5、栗東・石坂厩舎)は坂路で浜中俊騎手が騎乗して、併せ馬での追い切り。中2週のレース間隔だけに、動きは目立ったものではないが、4F53.4-38.7-25.1-12.4秒の時計で駆け上がり、併走相手にキッチリ先着を果たしている。

「終いまでしっかりしていたね。前走後も体調は維持していますよ。その前走はゲートがすべてじゃないかな。阪神コースは合っていると思いますから」と石坂正調教師は巻き返しに意欲をみせた。

前走の北九州記念はスタートで行き脚がつかず、あえなく後方からの競馬に。終いも脚をつかっているものの、前残りの展開を考えれば、序盤の位置取りで命運を分けた。しかし、今回は2年前に制したレースと、舞台設定に申し分はない。2走前にもCBC賞で2着と、衰えも見られない。スムーズならば逆襲のシーンも大いにあるだろう。