【神戸新聞杯】1週前 ヤマノウィザード「心も体も成長してきてる」

17日、神戸新聞杯(G2)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。ヤマノウィザード(牡3、栗東・山内厩舎)は助手が騎乗してCWコースへ。古馬500万のヤマニンアリエッタを追走し、エンジンに火が付くと直線では内から鋭く脚を伸ばして2馬身ほど先着。時計も6F80.5-64.5-50.3-37.7-12.8秒と順調な仕上がりを見せている。

栗東に帰厩後は坂路とCWコースを併用して入念に乗られ、たっぷりと併せ馬を消化。「ひと追い毎に動きも良くなってきたね。今週も楽に抜け出せた。来週の追い切りで態勢も整いそうだよ」と川江調教助手もここまでの仕上がり具合を満足げに語る。

春はデビューから2連勝を果たすも、すみれS7着、青葉賞では梅花賞で先着したワールドインパクト(2着)に1/2馬身差及ばずの3着と素質の高さを示しながら大舞台を踏むことができなかった。それだけに、この秋にかける思いは相当で「春より心も体も成長してきてる。相手は強いけど、良い競馬になると思うよ」と初戦から全力投球で春のウップンを晴らす構えだ。