【秋華賞】1週前 アドマイヤビジン「ガス抜きできれば」

9日、秋華賞(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンで行われた。アドマイヤビジン(牝3、栗東・梅田智厩舎)は助手を背に坂路で単走。馬なりながら軽快な動きを見せ、時計は4F53.2-38.4-25.0-12.5秒をマーク。馬体からも太め感が消え、叩かれたことで状態は上向いている。

「この前は気分よく走らせすぎたね。やっぱり脚をためていかないと。今回は2000mだし、そこが余計に大事になる」と梅田智調教師は前走を振り返る。「ただ、中間はテンションが高くなってるのが心配。うまくガス抜きができればいいんだが」と不安も口にした。

前走のローズSでは、プラス28キロの馬体重で出走。珍しく先行すると、最後は脚を失くして14着と惨敗。持ち味の末脚を全く生かすことができなかった。一度使われたことで馬体がスッキリしており、状態は上向いている。スプリント戦での好走が目立っている馬だけに、2000mの距離には不安もあるが、嵌れば一発の可能性を秘めている。折り合いがカギとなりそうだ。