トピックスTopics
さすが名血、さすがミリオンホース レガッタが圧巻の伸び!!
2014/11/18(火)

14年11月15日(土)5回京都3日目5R サラ2才新馬(芝外1800m)
レガッタ
(牡2、栗東・昆厩舎)
父:ディープインパクト
母:スイープトウショウ
母父:エンドスウィープ
サラ2才新馬の結果・払戻金はコチラ⇒
1000mを1.05.2のスローの流れで進んだ新馬戦。だからと言って、この切れは凄いものだ。10.6~10.9の2Fの数字である。内ラチ沿いを気持ち良くゴールを目指すレガッタ。稽古での時計も秀逸だし、実戦でもそれを遺憾なく発揮できたレガッタ。父と母を合わせると、G1をいくつ勝っているのだろうか?セレクトセールで1億の値がついたのも判る資質の素晴らしさ。そんなデビュー戦だった…。
TVで観る馬体を実際に観たかったのだが、仕方あるまい。東京競馬場でジーッとみつめていた。ディープインパクトの子供が4頭も出ているのだが、こうも馬体の造り方がこうも違うのかと思える程の、異母兄弟である。返し馬や馬そのものの走りを目の当たりにできないもどかしさ。何でこんな番組をG1の日に設定しないのか、JRAに訊きたいものである。距離1800の芝にいい馬が揃うのは、誰にも判ろう。
スタートでディープインパクトの子供の1頭、ルートヴィヒコードの出が悪い。外でスプランドゥールも、あまり出が早くなかった。内からディープインパクト産駒のダノンブライトが前に出る。それに並んで前に出たのがバルザローナJ騎乗のタイキラトナンジュ。2頭が並んで行くが、前半3Fが37.8とゆったりだ。その3番手、前から1馬身半の位置でレガッタが内でじっと構える。
坂を登っていく前半800のあたりでは、ダノンブライトが半馬身前に出る。2番手グループが3頭並ぶ。一番内がレガッタで、外に2番人気のラヴィダフェリースで、外が3番人気イルミリオーネ。その後ろも3頭が並び、最後方が出の悪かった2頭併走で、前から最後尾まで5馬身ぐらいの塊だ。
坂を下ってラスト600のあたりで、外からイルミリオーネとサトノラプターが前に出て、3番手グループの外へ並ぶ。
ややコーナーリングの上手くないイルミリオーネだったが、浜中Jの肩ムチで矯正されながらカーブに入ってくる。
ラスト300のオレンジ棒あたりで、先行した2頭と4角で追い上げてきた外2頭と最内を狙ったレガッタの5頭が、急接近となる。
ラスト1ハロンで最内、ラチ沿いを伸びていくレガッタが先頭となる。決して楽な手応えとは言わぬし、やや頭の高い走法ながら、確実に伸びていくレガッタ。外からイルミリオーネが伸びて2着を確保。ダノンブライトが3着に粘った。
正味の競馬が上がり3ハロンでの決め脚勝負。内で脚を貯めていた事が大きいのは歴然だが、非凡な切れ味のレガッタであった。まずはデビュー勝ちをして、次なるステージはどこになるのであろう…か。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/8/10(日) 【レパードS】雨中の新潟で父譲りの激走見せた!ドンインザムードが重賞初制覇!
- 2025/8/10(日) 【CBC賞】勢いに乗った若武者が導く!インビンシブルパパが重賞初制覇!
- 2025/8/10(日) 【CBC賞】雨の中京で急浮上!「道悪×外枠」で狙える高配当の使者
- 2025/8/10(日) 【レパードS】馬券率100%!混戦3歳限定ダート重賞で頼れる「ベリベリジョッキー」
- 2025/8/9(土) 【エルムS】「魔の枠」のジンクスもお構いなし!ペリエールが完全復活を告げる重賞2勝目!
- 2025/8/9(土) 【CBC賞】昨年は勝ち馬ズバリ!今年の該当馬は勝率100%でも人気薄「中京マスター」の爆穴馬
- 2025/8/9(土) 【レパードS】驚異の馬券率6割!人気薄でもお構いなし「激走ポジション」該当馬
- 2025/8/8(金) レパードSはジャナドリアに初騎乗!【戸崎圭太コラム】