決め手勝負を制した武豊&シェルビーがV…キャピタルS

11月30日(日)、5回東京9日目9RでキャピタルS(芝1600m)が行なわれ、武豊騎手騎乗の5番人気・シェルビー(牡5、栗東・笹田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:33.6(良)。

2着には半馬身差で1番人気・ロサギガンティア(牡3、美浦・藤沢和厩舎)、3着にはクビ差で7番人気・エールブリーズ(牡4、栗東・鮫島厩舎)が続いて入線した。

揃ったスタートからリアルインパクトが先頭に出るも、ランリョウオー、マイネルメリエンダ、シャイニープリンスも譲らず、先行集団のスピードが上がっていく。3角手前で集団は縦長になり、ロサギガンティアやシェルビーは中団から好機を窺うかたちで進めて行く。

4コーナーを抜けて最後の直線。リアルインパクトが出し抜きを試みるも、脚色は芳しくない。徐々に後方で待機していた差し馬が先頭集団に近づいていき、横一線となって残り100m。ここで間を割ってきたのがシェルビー。最後は1頭突き抜けての勝利となった。外から良い脚を見せたロサギガンティアは勝ち馬の末脚には見劣っての2着。3着のエールブリーズも中団外目で競馬をしており、差し馬が上位を占める結果となった。

勝ったシェルビーは前走、初めて重賞に挑戦したが、休み明けの影響もあったのか15着と惨敗。今回は同じ舞台だったが、見事に雪辱を果たすことになった。馬主は杉岡時治氏、生産者は平取町の二風谷ファーム。馬名の意味由来は「独立戦争時代の軍人名」。

1着 シェルビー(武豊騎手)
「前走は外枠からで初めて引っ掛かってしまい、らしくない競馬になってしまいましたが、今日は好枠からこの馬本来の競馬が出来ました。終いは本当によく切れましたね。重賞を狙える力のある馬ですよ」

2着 ロサギガンティア(G.ブノワ騎手)
「道中は完璧に運べましたし、追い出してからもよく伸びました。勝てなかったのは不運としか言いようがありません。負けはしましたが、良い内容でした」

3着 エールブリーズ(北村宏騎手)
「馬の後ろで上手くガマン出来ましたし、追い出しもガマンすることが出来ました。最後は併せ馬の形になって良かったんですが…。もう少しでした」

4着 シャイニープリンス(柴田大騎手)
「折り合いがつきましたし、ペースも良かったと思います。最後はこの馬も伸びていますが、瞬発力勝負になるとこれが精一杯かもしれません」

5着 マイネルメリエンダ(丹内騎手)
「よく頑張ってくれました。馬込みの中で競馬が出来たことが収穫です」

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シェルビー
(牡5、栗東・笹田厩舎)
父:サクラバクシンオー
母:リラコルレオーネ
母父:アドマイヤベガ
通算成績:14戦6勝

シェルビー

シェルビー

シェルビー

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