ステイヤーズS連覇のデスペラードが引退 右前浅屈腱炎を発症

6日に行われたステイヤーズSを制し、連覇を達成したデスペラード(牡6、栗東・安達厩舎)が右前浅屈腱炎を発症。10日(水)で競走馬登録を抹消することが発表された。

デビュー当初は芝で結果が出せず、ダート中距離戦線でオープンクラスまで昇級。だが、4歳夏のクラス再編成を経て1600万クラスに降級すると、約1年半ぶりの芝のレースとなった八坂Sを最後方一気の追い込みで制し再びオープン入り。以降は芝の中長距離戦線で活躍を見せることとなる。
昨年のステイヤーズSで待望の重賞初制覇を果たし、今年初戦となった京都記念ではG1馬トーセンラー、ジェンティルドンナを下す大金星。その後はやや成績が低迷したものの、ステイヤーズS連覇を遂げ、次走はグランプリ・有馬記念が目標とされていた。

今後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定。馬主は市川義美氏、生産者は新ひだか町の田中裕之氏。馬名の意味由来は「映画名より」。JRA通算獲得賞金は3億2397万6000円(付加賞含む)。

デスペラード
(牡6、栗東・安達厩舎)
父:ネオユニヴァース
母:マイネノエル
母父:トニービン
通算成績:34戦9勝
重賞勝利:
13~14年ステイヤーズS(G2)
14年京都記念(G2)

デスペラード

昨年のステイヤーズSより


デスペラード

今年2月の京都記念より


デスペラード

先日6日のステイヤーズSで連覇達成


デスペラード

重賞全3勝はいずれも横山典弘騎手とのコンビだった