鮮やか差し切りベルゲンクライが3連勝…アレキサンドライトS

1月24日(土)、1回中山8日目11RでアレキサンドライトS(ダ1800m)が行なわれ、吉田豊騎手騎乗の5番人気・ベルゲンクライ(牡5、美浦・大久洋厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:51.5(重)。

2着には1馬身差で15番人気・ショウナンアポロン(牡5、美浦・古賀史厩舎)、3着には2馬身差で2番人気・リッカルド(セ4、美浦・黒岩厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたエルマンボ(牡5、美浦・堀厩舎)は4着に敗れた。

リッカルドが好スタートを切るも、スプリングシーズンがハナを主張し、ショウナンアポロン、ティアップレーヴ、テンペルなどが続く。2コーナーではスプリングシーズンが先頭に立ち、そのまま後続に2、3馬身差をつけて単騎で逃げる。徐々に馬群が固まって直線を向くと、スプリングシーズンが再び後続との差を広げて逃げ切りを図る。しかし、後方からベルゲンクライが一気の脚で強襲。ゴール手前で交わして差し切り勝ち。

勝ったベルゲンクライは半姉にフラワーC3着のクロコレーヌがいる血統。前々走で2年ぶりのダート戦を使われると一変し、そこから500万下、1000万と連勝。準オープンの今回も鮮やかに差し切り、3連勝でオープン馬の仲間入りとなった。
馬主は大原詔宏氏、生産者は浦河町の有限会社大原ファーム。馬名の意味由来は「北の果て(ノルウェー)フィヨルドからの叫び」。

1着 ベルゲンクライ(吉田豊騎手)
「準オープンですし、軽い馬場ということもあって前半はキツいかと思いましたが、向正面でようやく自分からハミを取ってくれました。砂を被っても大丈夫な馬なので勝負どころでもジッとガマンが出来ましたし、直線も上手く捌けました。展開が向いたこともありますが、強かったですね。オープンに上がって、今日の前半に見せていたようなモタモタするところがどうかですね」

2着 ショウナンアポロン(ブノワ騎手)
「砂を被るのをイヤがると聞いていましたし、大外枠だったので先行馬の後ろにつけようと思っていました。馬がやる気になっていましたし、かかるわけでもなく気持ち良く走れていました。途中までペースが速かったのでひと息入れましたが、その分最後まで頑張れました。こういう距離でもやれますよ」

3着 リッカルド(戸崎圭騎手)
「すごく競馬が上手な馬ですね。スタートも良く、折り合いもつきます。今日のような馬場もこなせますが、どちらかと言えば乾いた馬場の方が良さそうです」

4着 エルマンボ(ベリー騎手)
「ペースが流れて、この馬向きの展開ではありませんでした。これまで長い距離を使っていましたし、もう少し長い距離の方が良さそうです」

5着 ヴァンガード(松岡騎手)
「展開を考えると、良い位置で運べていたと思います。いつもよりモタれもマシでしたし、終いはもう少し脚を使ってくれるかと思っていましたが…」

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ベルゲンクライ
(牡5、美浦・大久洋厩舎)
父:ハーツクライ
母:フェストネ
母父:Balleroy
通算成績:33戦4勝

ベルゲンクライ

ベルゲンクライ

ベルゲンクライ


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