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【2回京都】ヴェネト…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/2/3(火)
ヴェネト(牡3、栗東・藤原厩舎)
父:ディープインパクト
母:レディオブヴェニス
母父:Loup Solitaire
稀代のスーパーホースであり、スタリオン入りしてからも日本競馬を牽引するディープインパクトの産駒。史上最速のスピードで勝ち鞍を量産している。昨年は自己最高となる232勝をマークし、3年連続のリーディングサイアーに輝いた。ハープスター(桜花賞)、ミッキーアイル(NHKマイルC)、ショウナンパンドラ(秋華賞)がG1を奪取した現3歳に続き、この世代でもショウナンアデラ(阪神JF)、ダノンプラチナ(朝日杯FS)が2歳の頂上決戦を制覇。今春のクラシックへも大挙して臨むこととなろう。
母レディオブヴェニス(その父ルーソリテール)は仏2勝、米5勝。G2・キャッシュコールマイル招待S、G3・リグレットS、同・ウィジャボードディスタフHなどに優秀した。同馬の半兄に京成杯を2着したアクションスター(現3勝)がいる。サンデーサラブレッドクラブにてにて総額8000万円で募集された。
ノーザンファーム早来での基礎固めを経て、7月27日、函館競馬場に入厩。8月7日のゲート試験をパスすると、いったん牧場に戻って成長を促す。9月18日、NFしがらきへ。10月17日には栗東に移ったものの、左前の蹄球部分を傷めるアクシデントがあり、短期放牧を挟んで再仕上げへ。12月3日の帰厩後は、同ステーブルらしく丁寧に手順を踏みながら、順調に時計をマークしてきた。現時点でも反応は良すぎるほど。躍動的な走りが目を引く。
2月8日(日)、京都の芝1600mでデビュー。戸崎圭太騎手が手綱を取る。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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