【フジノウェーブ記念】8歳馬セイントメモリーが重賞6勝目

2月25日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第6回 フジノウェーブ記念(S3)(4歳上 別定 1着賞金:1300万円 ダート1400m)が行なわれ、本橋孝太騎手騎乗の5番人気・セイントメモリー(牡8、大井・月岡健厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:24.6(重)。

2着には4馬身差で6番人気・サトノデートナ(牡7、船橋・川島一厩舎)、3着には半馬身差で1番人気・リアライズリンクス(牡5、浦和・小久智厩舎)が続いて入線した。

揃ったスタートからリアライズリンクスがハナを主張するも、内のジェネラルグラントが譲らず。2頭が横に並んでの先頭争いとなる。その2頭を見る形でセイントメモリーが直後につけ、向こう正面を通過する。4コーナーではセイントメモリーが徐々に前との差を詰め、3頭横並びで直線へ。内の2頭を尻目に手応え十分に伸びてきたのはセイントメモリーで、その脚色は衰えることなく、そのままゴール。終わってみれば後続に4馬身差をつける圧勝劇となった。8連勝を狙ったリアライズリンクスは粘りを見せるも3着確保が精一杯となった。

勝ったセイントメモリーは昨年10月のマイルグランプリ以来となる重賞6勝目。前走のゴールドカップでは8着に沈んでいたが、元々は交流重賞でも優勝経験のある地方屈指の実力馬。今回は見事な巻き返しを見せ、8歳を迎える今年も健在ぶりをアピールした。馬主は内海正章氏、生産者は浦河町のバンブー牧場。

【本橋孝太騎手のコメント】
「前走は59キロを背負うことになって、その前も頑張ってくれたのですが、結果論として、その分の見えない疲れが残っていたのかなと思います。今回は休ませて、復活してくれればと思いながら乗っていました。(道中は)一昨年の強いメモリーの手応えで4コーナーを引っ張ったままで、安心して乗っていられました。今年もやってもらわなければ困る馬ですね。このような偉大な馬に出会える機会というのは少ないと思うので、大切に乗って行きたいと思います」

セイントメモリー
(牡8、大井・月岡健厩舎)
父:アフリート
母:ソラーティカ
母父:Halo
通算成績:40戦17勝
重賞勝利:
13年オーバルスプリント(Jpn3)
14年マイルグランプリ(S2)
15年フジノウェーブ記念(S3)
13~14年サンタアニタT(S3)
13年京成盃グランドM(S3)

セイントメモリー

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