重賞3勝の9歳馬シルクフォーチュンが引退 乗馬へ

2012年のカペラSなど重賞3勝を挙げたシルクフォーチュン(牡9、栗東・藤沢則厩舎)は、2月26日(木)付けで競走馬登録を抹消することが発表された。

シルクフォーチュンは06年の北海道サマーセレクションで630万円で取引され、2年後の08年にデビュー。頭角を現したのは4歳時でダートの短距離を使われるようになると、4連勝でオープン入り。11年にはプロキオンSで重賞初制覇を成し遂げた。翌年にはさらなる飛躍を遂げ、重賞2勝に加え、フェブラリーSでも2着とダートの一線級として活躍。13年以降は勝ち鞍こそなかったが、幾度となく上がり最速を記録した末脚は多くのファンを魅了した。

先日のフェブラリーSにも出走(15着)し、これが最後のレースとなった。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬となる予定。

馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は新冠町の中地義次氏。JRA通算獲得賞金は2億8508万8000円(付加賞含む)。地方通算成績は3戦0勝(獲得賞金649万円、付加賞含む)。馬名の意味由来は「冠名+富」。

シルクフォーチュン
(牡9、栗東・藤沢則厩舎)
父:ゴールドアリュール
母:シルクエスペランサ
母父:Alwuhush
通算成績:46戦8勝
重賞勝利:
12年カペラS(G3)
12年根岸S(G3)
11年プロキオンS(G3)

シルクフォーチュン

シルクフォーチュン