【チューリップ賞】白毛ブチコ 相手強化も「しっかりしてきた」

4日、チューリップ賞(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。白毛ブチ模様の毛色で大きな話題を呼んでいるブチコ(牝3、栗東・音無厩舎)は助手を背に坂路での最終調整となり、単走で4F53.5-39.8-25.9-12.9秒でのフィニッシュ。僚馬オウケンゴールド相手に難なく同入を果たした。1週前追い切りでは4F50秒7の好時計をマークしており、これで態勢は整ったか。

「先週はユタカさん(武豊騎手)でびっしりやってもらってるし、今朝は相手に併せる形でやりました。乗った助手も『良かった』と言っていましたよ」と橋本調教助手。パドックではブチ模様のアイテムをまとい、注目を集めているブチコの名パートナーも納得の仕上がりだ。

今回は3戦して5、2、4着の芝路線へ再挑戦の上、相手も大幅に強化。ダート転向後2連勝と、血統に違わぬ走りっぷりを披露してきただけに「芝は不安と期待が半々です」と本音も覗かせたが、「ただ、デビュー当初より馬がしっかりして動けるようになっていますから」と上昇度で戦う構え。ルックスだけではなく、結果でファンを沸かせたいところだ。