怪物オグリキャップの妹 1994年の桜花賞馬オグリローマンが死亡

怪物と称され競馬ブームを牽引したオグリキャップの妹で、1994年の桜花賞を制したオグリローマンが3日、繋養先である生まれ故郷の北海道新ひだか町・稲葉牧場で心不全のため死亡していたことが明らかとなった。24歳だった。

1993年に兄と同じ笠松競馬でデビューし、7戦6勝の成績を残したのち、栗東・瀬戸口勉厩舎に移籍。中央入り2戦目のチューリップ賞で2着に入って桜花賞の権利を獲得し、武豊騎手が騎乗した桜花賞では兄を彷彿させる末脚で兄が果たせなかったクラシック制覇を成し遂げた。

その後は不振に陥り、しんがり負けを喫した3歳暮れの阪神牝馬特別を最後に現役を引退。生まれ故郷で繁殖入りし、中央では3頭が勝鞍を挙げたものの、目立った産駒は現れず、2011年には繁殖牝馬も引退して余生を送っていた。

オグリローマン(牝24)
父:ブレイヴエストローマン
母:ホワイトナルビー
母父:シルバーシヤーク
通算成績:15戦7勝(うち中央8戦1勝)
重賞勝利:
94年桜花賞(G1)