【フィリーズR】レオパルディナ「桜花賞よりチャンスが大きい」

11日、フィリーズR(G2)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、阪神JF7着のレオパルディナ(牝3、栗東・高橋康厩舎)は武豊騎手を背に坂路へ。仕上がり早タイプらしく、小気味の良いフットワークで4F52.5-38.0-24.3-12.3秒の自己ベストを馬なりで叩き出した。

この動きには武豊騎手も「キビキビししていい動きだったよ。相変わらず馬体は小さいけど、テンションも上がっていませんしね。調教でも動けるようになってきましたよ」とニッコリ。血統や走法から距離短縮もプラス材料で「前走は枠順もあったし、距離もどうかなって思うところがあった。それでもよく頑張ってくれてますからね。ええ、千四ぐらいなら、と思う。桜花賞よりこっちの方がチャンスが大きいもしれないね」と色気を見せている。


前走、兵庫ジュニアGP4着のウィッシュハピネス(牝3、栗東・沖厩舎)は助手が騎乗して坂路へ。終いシッカリと気合を付けて4F52.9-38.6-24.4-12.8秒をマーク。ひと追い毎に迫力が増し、先週、今週と好タイムを叩き出して沖芳夫調教師も「今週は坂路で上がり重点に反応を確かめました。いい動きでしたね」と納得の仕上がりだ。

2走前に交流重賞のエーデルワイス賞を勝っている実力馬も、芝はデビュー戦で0秒9差の6着と1度走ったきり。「芝?新馬戦は重馬場でノメって走っていましたから。あの1戦だけでどうこうはまだ言えないでしょう。良馬場で自分のリズムで運べればまた違うかも。何とかこなして欲しいね」と芝を克服して飛躍を期す構えだ。