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【2回中山】ビーハグ…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/3/17(火)
ビーハグ(牡3、美浦・堀厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:ウィローパドック
母父:クロフネ
父はゼンノロブロイ。初年度からサンテミリオン(オークス)、マグニフィカ(ジャパンダートダービー)などを輩出し、右肩上がりに勝ち鞍を伸ばしている。サンデーサイレンスの後継ながら、パワーやスタミナに優れた産駒が多く、大レース向きの底力にも富む。バウンスシャッセ(フラワーC)、サングレアル(フローラS)らが登場した現4歳に続き、この世代も豪華な繁殖を集めているだけに、新たなスターが誕生しそうな予感がする。
母ウィローパドック(その父クロフネ)は地方で3勝。その半姉にアストンマーチャン(スプリンターズSなど重賞を4勝)がいる。曽祖母フィールディが米G3・ボーゲイHなど重賞を3勝し、仏G1・マルセルブサック賞や米G1・サンタアナHでも2着した一流馬だ。
社台ファームで基礎固めされ、12月3日、美浦に入厩。17日のゲート試験に合格すると、いったん山元トレセンへ移って乗り込みを進める。2月13日の帰厩後は順調にペースアップされた。先週のウッドコースでは6ハロンから時計をマークしたが、クラシコ(3歳500万下)を追走してきっちり先着。長くトップスピードが持続する。
3月22日(日)、中山の未勝利・芝2000mでデビュー。追い切りから跨り、持ち味を把握している石橋脩騎手が手綱を取る。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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