交流重賞3勝のワイルドフラッパーが繁殖入り

2014年のレディスプレリュードなど交流重賞で3勝を挙げたワイルドフラッパー(牝6、栗東・松田国厩舎)が、3月25日付けで競走馬登録を抹消された。

デビュー戦は4月と早くなかったが初戦を見事に勝利。その後は好走と凡走を繰り返していたが、4歳の秋に本格化。引退までの12戦はいずれも3着以内に入る抜群の安定感を見せた。昨年はエンプレス杯、マリーンCと後続を大きく突き放す圧勝劇で交流重賞を連勝、レディスPも制しダート界を代表する牝馬として活躍。クラブ規定により、今年のエンプレス杯が引退レースとなっていたが、惜しくも2着。レース後には右前脚の蹄を痛めていることが発覚し、心配もされていたが状態が良化。今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖馬となる予定。

馬主は吉田照哉氏、生産は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「手に負えないお転婆娘」。JRA通算獲得賞金は8274万円(付加賞含む)。JRA以外での通算獲得賞金は1億1728万円。

ワイルドフラッパー
(牝6、栗東・松田国厩舎)
父:Ghostzapper
母:スモークンフローリック
母父:Smoke Glacken
通算成績:21戦8勝
(うち地方通算:7戦3勝)
重賞勝利:
14年レディスP(Jpn2)
14年エンプレス杯(Jpn2)
14年マリーンC(Jpn3)

ワイルドフラッパー

2014年のエンプレス杯で重賞初制覇。2着に2.2秒差もの大差をつけての勝利となった


ワイルドフラッパー

14年レディスPが最後の勝利となった