【産経大阪杯】初重賞Vの舞台で躍動するエアソミュール

1日、産経大阪杯(G2)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。アメリカジョッキーCC3着以来となるエアソミュール (牡6、栗東・角居厩舎)はM.デムーロ騎手を背に、CWコースでオープンのエアウルフと併せ馬。キビキビとしたフットワークで2馬身ほど先に行かせたパートナーに並びかけると、軽やかな脚取りのままフィニッシュ。5F68.7-52.7-38.3-11.7秒をマークした。

初コンタクトをとったM.デムーロ騎手は「馬場が悪かったけど、すごい手応えで動きは良かったね」と相棒の動きを絶賛。過去に4回、前走も手綱をとっていた弟のC.デムーロ騎手からバトンを受けた形となるが「馬の後ろにいる間は折り合いも大丈夫だった。でも、並んで一頭になると掛かるところがあった。馬は元気でいいし、気になるのはソコだね」と長所、デキの良さだけでなく、ウイークポイントもすぐさまインプット。準備に余念がない。

多くのG1ホースが揃った注目の一戦だが、10勝はメンバー最多。毎日王冠ではスピルバーグ、ロゴタイプに先着するなど、G1に手が届く地力も蓄えている。そして、阪神の2000mは重賞初制覇を飾ったゲンのいい舞台だ。キズナ、スピルバーグ、ロゴタイプら相手に不足なし。心強いパートナーとともに、この春はいよいよG1ロードへ名乗りを上げる。

エアソミュール

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