エスポワールシチーが4連勝で頂点に!/ジャパンカップダート

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09年12月6日(日)、5回阪神2日目11Rで、第10回 ジャパンカップダート(GⅠ)(ダ1800m)が行なわれ、「オリジナルインタビュー」でも、管理する安達昭夫調教師が手応えのほどを語ってくれていた、佐藤 哲三騎手騎乗の1番人気・エスポワールシチーが優勝。勝ちタイムは1:49.9(良)。

2着には3.1/2馬身差で5番人気・シルクメビウス(牡3、栗東・領家厩舎)、3着には12番人気・ゴールデンチケット(牡3、栗東・森厩舎)、が続いて入線した。



勝ったエスポワールシチーは、近親にリンカーンシチーがいる血統。
昨年3月にデビュー。当初は芝のレースを中心に使っていたが、同年の夏の小倉開催からダート戦線に転向。ダートに替わってからは、4連勝を含む、破竹の快進撃をみせ、今年の平安Sで2着。フェブラリーSで4着と健闘。そして、その次走のマーチSで初重賞勝利を収めると、交流JpnⅠのかしわ記念、マイルCSを連勝。今回の勝ち星が、JRAのGⅠ初勝利となった。
馬主は友駿ホースクラブ。生産者は幾千世牧場。馬名の意味由来は「希望(仏)+冠名」。


佐藤哲三騎手は、JRA・GⅠはタップダンスシチー(03年JC、04年宝塚記念)、マイネルマックス(96年朝日杯)に続き4勝目。今年は重賞初勝利で、この勝利で15年連続重賞勝利をおさめ、通算38勝目。安達昭夫調教師はJRA・GⅠは初勝利。今年のJRA重賞2勝目で通算8勝目。
ゴールドアリュール産駒はJRA・GⅠは初勝利。本年はダービー卿以来JRA重賞3勝目。また、ゴールドアリュール自身、現役時代、サンデーサイレンス産駒唯一のダートGⅠ馬として知られているが、エスポワールシチー以外には、ダート交流重賞8勝を挙げているスマートファルコンなどを輩出している。
また、1番人気は一昨年以来4勝目。関西馬は04年以来6年連続勝利。南部杯からのステップでの勝利は、第1回のウイングアロー以来だが、同年の南部杯優勝馬の最高着順は、これまではアドマイヤドンの2着が最高だった。4歳馬の勝利は、同レース初。(全て東京開催期の成績含む)。

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エスポワールシチー
(牡4、栗東・安達厩舎)
父:ゴールドアリュール
母:エミネントシチー
母父:ブライアンズタイム
通算成績:17戦9勝
その他の重賞勝利:
09年MCS南部杯(G1)
09年かしわ記念(G1)
09年マーチステークス(G3)


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