最後方から全馬ゴボウ抜き! レーザーバレットが圧巻V…京葉S

4月19日(日)、3回中山8日目10Rで京葉S(ダ1200m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の1番人気・レーザーバレット(牡7、美浦・萩原厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:10.4(良)。

2着には3/4馬身差で2番人気・ペイシャモンシェリ(牡4、栗東・目野厩舎)、3着にはハナ差で6番人気・ラヴィアンクレール(牡7、美浦・鈴木伸厩舎)が続いて入線した。

カフェシュプリーム、ナンチンノン、サウンドガガ、エスメラルディーナの4頭が激しい先手争い。カフェシュプリームが押してハナを奪い取る。それを追ってペイシャモンシェリ、タイセイファントム、ブルーストーンらが続き、人気のレーザーバレットは最後方からレースを運ぶ。
直線に入り、サウンドガガ、ペイシャモンシェリが併せ馬の形でゴールへ流れ込むが、直線入り口でもまだ最後方にいたレーザーバレットが大外から前をひと飲み。鮮やかな差し切り勝ちを決めた。
2着争いは先行したペイシャモンシェリが粘り込み、中団から伸びたラヴィアンクレールがハナ差3着。2着から7着は0秒1差の大接戦だった。

勝ったレーザーバレットは2010年12月にデビューして2連勝。ヒヤシンスS8着のあとドバイのUAEダービー(9着)にも挑戦した期待馬で、帰国後3戦で2勝を挙げてオープン入りを果たした。古馬になってからは1年8カ月もの長期休養を強いられるなど、順調さを欠いて成績が安定しなかったが、陣営の懸命なケアで徐々に復調。年明けのジャニュアリーSでオープン初勝利を挙げ、同じコースで今回オープン2勝目を挙げた。
馬主は前田葉子氏、生産者は新冠町のノースヒルズマネジメント。馬名の意味由来は「レーザー弾」。

1着 レーザーバレット(横山典騎手)
「スタートでごちゃ付いたが、もともと行く気はなかったし、道中はスムーズだった。こんなかたちの競馬がいい。いい脚を使ってくれたよ」

2着 ペイシャモンシェリ(福永騎手)
「外枠だったし、もまれないかたちなら行かせなくても力を出せる。勝ちにいけたよ。また馬が良くなっている」

3着 ラヴィアンクレール(M・デムーロ騎手)
「2着馬が速いから、その外を回らないと。コースロスが大きかったのに、最後までがばった」

5着同着 メイショウノーベル(蛯名騎手)
「スムーズだったし、うまくいったと思ったんだけどね。この馬もよく伸びているよ」

5着同着 マルカバッケン(田中勝騎手)
「スタートで挟まった。でも、道中はいい手応え。よく伸びている。8歳になっても、馬は若い。むしろ若返っているよ」

7着 サウンドガガ(武豊騎手)
「もまれたくなく、あのポジションを取った。もっとゆったり行けたら」

9着 ナンチンノン(川島騎手)
「速いながれのうえ、早めに来られましたからね。きつい展開でした。流れ次第でやれますよ」

10着 エスメラルディーナ(柴山騎手)
「被され、萎縮していましたね。この距離に慣れれば、十分に通用します」

京葉Sの結果・払戻金はコチラ⇒

レーザーバレット
(牡7、美浦・萩原厩舎)
父:ブライアンズタイム
母:コンプリカーター
母父:Mr. Prospector
通算成績:20戦7勝

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。