エイシンデピュティ引退、種牡馬に

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昨年の宝塚記念に優勝したエイシンデピュティ(牡7、栗東・野元厩舎)は12月10日付で競走馬登録を抹消する。JRA通算成績 30戦10勝、重賞は宝塚記念のほかに07年エプソムC、08年京都金杯、金鯱賞。11月29日東京のジャパンC6着がラストランとなった。
今後は北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬となる予定。

同馬は05年4月にデビュー。デビューから3戦目に初勝利を挙げ、4歳時に降級を挟んで3勝をマークして、準オープン入り。07年には、準オープンの心斎橋SからエプソムCまで3連勝をマークして、初重賞勝ち。
翌年の京都金杯で、重賞2勝目を挙げると、大阪杯でダイワスカーレットに迫る2着。金鯱賞勝ちと、完全に軌道に乗り、宝塚記念でメイショウサムソンらの追撃を封じ、初のGⅠ制覇を成し遂げた。

その後は、脚部不安で長期休養を余儀なくされ、今年秋に復帰。オールカマー、天皇賞(秋)、ジャパンカップに出走。ラストランのジャパンカップでは、高速決着の中、6着に粘ったが、レース後に繋靭帯炎を発症し引退を余儀なくされた。
馬主は平井豊光氏。生産者は浦河の栄進牧場。馬名の意味由来は「冠名+父名の一部」。獲得賞金は4億4104.5万円(付加賞含む)。

エイシンデピュティ
(牡7、栗東・野元厩舎)
父:フレンチデピュティ
母:エイシンマッカレン
母父:Woodman
通算成績:30戦10勝
重賞勝利:
08年宝塚記念(G1)
08年金鯱賞(G2)
08年スポニチ賞京都金杯(G3)
07年エプソムカップ(G3)