【天皇賞(春)】フェノーメノが出走回避 追い切り後に脚部不安

今週5月3日(日)に行われる天皇賞(春)(G1)に出走を予定していたフェノーメノ(牡6、美浦・戸田厩舎)が、同レースの出走を回避することが決定。同馬が所属するサンデーサラブレッドクラブのHP上で発表された。

本日29日に美浦ウッドチップコースで最終追い切りを行なったところ、右前脚の繋靱帯に腫れが見られたのこと。一昨年、昨年とこのレースを制し、今年は3連覇がかかっていたが、大一番を目前に無念のリタイアとなった。今後については経過を見ながら判断される。

フェノーメノ出走回避に関する戸田博文調教師のコメントは以下のとおり。

「正式な診断はまだされていませんが、右前の繋靭帯に張りが見られました。追い切り後に上がり運動をした後も問題ありませんでしたが、馬の手入れをしているときに右前が張ってきたので獣医を呼んで診てもらい、そこで出走は見合わせた方がいいだろうという話になりました。
何かの弾みでこういうことになってしまうものですし、明確な原因については何とも言えませんが、追い切りで負荷をかけるために馬場のキレイなところを通らなかったことがアダになったのかもしれません。生き物相手でこういうことは付き物とはいえ、油断していたわけではありませんが……。残念です。まだ時間も経っていませんし、これから馬の様子を見ながら今後のことを考えていきます」

フェノーメノ

29日朝、追い切りの様子


フェノーメノ