9歳ながらG1制覇のワンダーアキュートに和田「再び中央のG1へ」

1着 ワンダーアキュート(和田騎手)
「競馬に乗るのは久々で緊張はしていました。調教で乗る限りは衰えは感じず、調子も良かったですし、期待はしていました。スタートも良かったですし、ポジションもベストと思えるところをつけたので、あとは4コーナーでついていければというところでしたが、この馬らしい競馬ができましたね。直線で間に入っていった時は、(この2頭には負けないと思いました。(第一線でも)まだまだやれるんじゃないかと思います。

相手を交わすには、思ったよりも楽に交わせましたが、そこから遊んでいたので、まだ余裕はあったと思います。このようなG1を勝たせてもらったこともありがたいですが、中央競馬のG1もこの馬にとっては悲願でしょうから、もう一回挑戦させてほしいですね。乗せていただいた関係者の皆様には感謝の思いです。きょうは沢山のファンにおこしいただきありがとうございました。久々にこの馬に乗ることができて幸せでした」

(佐藤調教師)
「フェブラリーSからは順調に調教ができて、和田騎手にも乗ってもらい良い感じでした。年齢があるので、多くは望めないとは思っていましたが、馬体重が減っていたので、キレる脚が使えそう、ひょっとしたら、という思いはありました。
道中はいいポジションをとれていましたし、直線はどれだけ伸びるかと見ていましたが、キレたので驚きましたね。9歳になっても衰え知らず。出走数も少ないですし、筋肉もまだ柔らかい。この勢いで帝王賞もがんばりたいです」

2着 ベストウォーリア(福永騎手)
「3番手の馬に早めにこられてプレッシャーをかけられていたので、それが最後にこたえましたね。積極的な競馬を、と指示がありましたし、良い位置取りだったのですが、キツいレースになってしまいましたね。しかし、2着を確保してくれたし、よくがんばってくれました」

3着 ハッピースプリント(宮崎光騎手)
「積極的な競馬をしようと思っていたので、ゲート裏から気合をつけました。久々に騎乗しますし、大事に乗るよりは、と勝ちにいきました。力は見せてくれましたね。自分が思っているよりも前進はしていましたが、中央勢が相手ですと、もうワンパンチほしいところです」

4着 クリソライト(武豊騎手)
「この距離ですし、先行するのは厳しかったです。思った以上に砂を嫌がっていました。距離も足りないのかもしれません」

5着 サンビスタ(岩田騎手)
「砂がパサパサですべっていた感じでした。キックバックもけっこうありましたし。エンジンもかからなかったです。状態は良かったのですが」

6着 バトードール(今野騎手)
「左回りの方がいいかも。1600もこなせました。掲示板まで惜しかったですね」

8着 セイントメモリー(本橋騎手)
「うまく単騎逃げに持ち込めるかと思ったのですが……。ちょうど折り合いがついたところで(他馬に)来られてしまい、3コーナーのところではいっぱいに。不完全燃焼です」