【目黒記念】重賞Vへ やる気がカギになるヴァーゲンザイル

28日、日曜東京12レース・目黒記念(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、メトロポリタンS3着のヴァーゲンザイル(セ7、美浦・田村厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F54.0-40.2-26.4-12.9秒をマークした。

【田村康仁調教師のコメント】
「前走は入念な準備をしていましたし、良い状態でレースに臨めました。良馬場で前有利というのは分かっていましたが、前半から急かすとイヤになってしまうというこの馬の性格を考えて、馬が自分から行く気になるまで待ってもらいました。その分位置取りが後ろになるのは仕方ないと思います。最後は良い脚を使っていますし、負けはしましたが良いパフォーマンスを見せてくれたと思います。

レース後はいつも通り、山元トレセンへ放牧に出しました。帰厩後も、背中の疲れもありませんし稽古の動きも申し分なくここまで順調にきています。今日は息を整える程度の内容でしたが、キッチリ仕上がったと思います。右回りでも左回りでも走れる馬ですし、良馬場で走らせれば良いパフォーマンスを見せてくれるのは分かっていますからね。重賞でも楽しみですし、馬場状態と馬のやる気がカギになると思います」

ヴァーゲンザイル

前走、日経賞6着のステラウインド(牡6、美浦・尾関厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.2-52.8-38.8-12.8秒をマークした。

【尾関知人調教師のコメント】
「前走は、別定のG2でメンバーも揃っていましたし時計も速かったなかで、外枠から終いもよく脚を使って頑張ってくれたと思います。中間も問題なくきています。1週前追い切りは気持ちが入る感じでしっかりやったので、今日はいつも通り単走でやりました。追い切りの動きも言うことはありませんし、力を発揮できる状態だと思います。

ハンデは何か言っても仕方ありませんし、特に気になりません。これまでは条件戦だったとはいえ、東京コースでは毎年勝っていますし楽しみはあります」

ステラウインド

前走、府中S1着のダービーフィズ(牡5、美浦・小島太厩舎)は、助手を背に南ポリトラックコースで追われ、5F66.4-50.9-36.9-12.2秒をマークした。

【小島太調教師のコメント】
「以前は輸送をすると細くなったりしましたが、今は稽古をビシビシやってもヘコたれなくなりました。今日の動きも良かったですよ。元々能力はありますし、だいぶしっかりして本物になってきましたね。東京コースは競馬がしやすいですし良いと思います」