【マーメイドS】マリアライト「更に上を目指していきたい」

10日、日曜阪神11レース・マーメイドS(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、福島牝馬S13着のグレイスフラワー(牝6、美浦・宗像厩舎)は、木幡初広騎手を背に(レースでは柴田善臣騎手が騎乗予定)南ウッドチップコースで追われた。※キリのため計時不能

【宗像義忠調教師のコメント】
「前走は、2走ボケのような感じでしたね。もっと前につける予定でしたが、ハミを取りませんでした。中間は厩舎に置いて調整しています。今週は関西への輸送もあるので、それほど強くはやりませんでしたが、併せ馬でスピードのある動きを見せていました。前走が能力だと思っていませんし、改めてという気持ちです」


前走、モンゴル大統領賞7着のパワースポット(牝7、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢隆徳調教師を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.5-54.6-40.3-13.2秒をマークした。

【菊沢隆徳調教師のコメント】
「前走は、時計が速かったですね。もう少し時計がかかってくれた方が良かったです。体が増えていましたが、体が戻ったという感じでした。今はもう少し増えていますし、輸送をしてちょうど良くなると思います。

今日の動きもいつも通り良かったです。以前は体質に弱さがありましたが、徐々にしっかりしてきました。丈夫になってきてからはコンスタントに使ってきましたがムリはしていませんし、その分この年になってもしっかり走ってくれます。このメンバーでも決め手は通用すると思いますし、自分の競馬をしてどこまでやれるかですね」


パワースポット


前走、緑風S1着のマリアライト(牝4、美浦・久保田厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.9-40.0-13.2秒をマークした。

【久保田貴士調教師のコメント】
「前走は直線で少し窮屈になって苦しい場面もありましたが、立て直して外に出してからの脚は目を見張るものがありました。私たちも驚くほどの、素晴らしい脚を使ってくれました。今回は、1週前にある程度作っておこうと思っていて先週はしっかり負荷をかけて追い切りましたが、思っていた以上の動きをしてくれたので満足しています。

今週は輸送もありますし、攻め過ぎないで気分良く走らせようと思っていました。大きいストライドで伸び伸び走っていましたし、良い追い切りが出来たと思います。以前は使うと回復に時間がかかっていましたが、今は回復が早くなりましたし馬が充実してきていると思います。今年に入って古馬らしくなってきましたし、体がしっかりしてカイバも食べられるようになって、こちらが思った通りの調整が出来るようになってきたことが良いと思います。

どんな展開でも、確実に終いに脚を使えるところが武器だと思っています。関西圏への輸送になりますが、新潟を使ったときに前日輸送を経験していますしもう古馬なので特に心配はしていません。今回は2000になりますが、距離短縮を考えての調整をしてきていますし、以前はこのくらいの距離を使ってきたので問題ありません。ハンデ53キロは想定通りです。元々厩舎でも期待していた馬が、ようやくこの舞台まで来ることが出来ました。秋に向けて更に上を目指していきたいと思っていますし、ここで良い結果を出してほしいですね」


マリアライト

マリアライト

▲連勝で重賞Vを狙うマリアライト


前走、湘南S13着のレッドセシリア(牝5、美浦・鹿戸雄厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われた。※キリのため計時不能

【鹿戸雄一調教師のコメント】
「前走は全然競馬をしないで終わってしまいました。それでもひと叩きして上向いている感じはあります。今日はウッドで併せましたが、余裕のある動きでしたし良い仕上がりだと思います。これまで長目の距離を使ったことはありませんが、東京マイルが合っているので使っていただけで、2000もこなせると思っています」