エリカ賞など/平林雅芳の2歳戦(12/15)

トピックス

土曜阪神1R
2歳未勝利・牝
ダ1200m
勝ちタイム1.12.6

勝ち馬:トーホウプリンセス
(牝2、栗東・藤原英厩舎)

連闘で臨んできたトーホウプリンセス。
逃げたサウンドバリアーに直線で並びかけて、残り1ハロンからの追い出し。
そこからは独走となって危なげない勝利となった。

好発からサンドバリアーが出て行く。すぐに1、2馬身と差が開き出す勢いだ。
しかし3コーナー過ぎには、外からトーホウプリンセスが上がって、前を行くサウンドバリアーに追いついた。
後ろでは、プリティスターが内でトシザマキが外に並び前を追いかける展開。
前半の3ハロンは35.0と、少し速い流れである。

前の2頭は4コーナー入り口で並んだ。
むしろここらではトーホウプリンセスの方が行きっぷりがいいぐらいだ。
直線へ入ってきた、粘るサウンドバリアーだが、外のトーホウプリンセスに残り1ハロンを過ぎるあたりでゴーサインが出て、後続との差を一瞬に広げてゴールへと向かった。
2番手に外からハートフルボディが伸びてきてはいるが、前に届く脚色ではない。
3着争いは、粘るサウンドバリアーとトシザマキが繰り広げた。
結局、追い上げたトシザマキがゴールでキッチリと交わして上がった。

勝ったトーホウプリンセスは連闘で臨んできたが、テンションもそう上がらず勝ち鞍をゲットした。
なかなかいいレース内容で勝ち上がった。
今後は芝でどれだけやれるかだが、ダートの短は間違いなく走れる馬だろう。


土曜阪神2R
2歳未勝利
ダ1400m
勝ちタイム1.25.9

勝ち馬:バーディバーディ
(牡2、栗東・池江郎厩舎)

ゲートを出て、芝の切れ目に一番速く到達したのはバーディバーディであった。
そのまま先手かと思ったが、2ハロン過ぎあたりで、外から出の悪かったシゲルタダカツが追い上げてきて先頭に立った。
その2番手グループでの最内に収まったバーディバーディ、直線では先行する2頭の外へ出してからの伸びも良く、一歩先に出て追撃したマイネルラディウスを捕えての勝利となった・・・。

1400ダートで、前半3ハロンを35.2とやはり少し速い流れとなってしまった。
そんなペースとしてしまったのがシゲルタダカツ。
スタートを少し窮屈な感じで出て行けず、しばらくはそのまま行けなかったのだが、外へ出してから行き脚もついて先行する勢いととなってしまった様子。
その動きを利用したのがバーディバーディの浜中Jであった。
先手のはずが前に入られての2番手、直線入り口では先行するシゲルタダカツの真後ろ、前に2頭がいる位置だったが、手応え十分で来ていただけにその先行馬を外へ出して交わす時も速い動きで抜け出してきた。
自然に脚が貯まった感じで理想的なレース運びとなった。
2着のマイネルラディウスは、約3ケ月ぶりのレースで勝ち馬に先を越された感じ。
でもゴール前ではだいぶ詰めていたし、次走はもっと反応も良くなる事だろう。勝機はこの馬も近そう。
4着のビーチパーティーが、外から被されて位置が悪くなっての道中、直線の伸びはなかなかで、この馬も限定戦などですぐにチャンスが来るものと思える。

バーディバーディはブライアンズタイムの産駒で、ダートは間違いなく走りそうだ。
レースぶりも上手く、今後もダート戦ならばキッチリと走ってくる馬と思える。


土曜阪神3R
2歳未勝利
芝1600m
勝ちタイム1.35.0

勝ち馬:カネトシディオス
(牡2、栗東・田中章厩舎)

中団の馬ごみの中を進んでいたカネトシディオス。
しかし、道中の手応えも十分で、直線に向かい2番手グループが横一線となる中から抜け出してきた。
しかし、マイペースで逃げていたビッグウィークが内ラチ沿いを先に抜けていただけに届くのかと言った感じだったが、直線1ハロンからの伸びが鋭く最後は内へもたれ気味ながらも凄い伸びで、一気にビッグウィークを交わしてのゴールだった。・。

前走から手綱を取ったビッグウィークの藤岡佑J。
今日も外から先手を主張だ。
前半3ハロンを35.5、1000メートルを59.5と、まずまずの流れで直線へ向かった。
そして内ラチ沿いをいい感じで出て、2番手グループとの差を開けて勝利と思えた。
中団の真ん中で、外にユメミルテーラーを観る形で、内にいたカネトシディオスが直線で横一線となった中からスッと抜け出てきて、鞍上のステッキに反応していい伸びを見せた。
内外が離れてはいたが、外のカネトシディオスが先頭に立ったのが判る勢いであった。
直線で目立ったのが、セイウンホルス。芝での内容が断然いい感じ。
人気のユメミルテーラーは、何故か道中で外へ逃げ気味な感じ。終始そんな処を見せていたようだ。
2着のビッグウィークは、毛艶とかピカピカで目に付く好調ぶり。直ぐにでも勝つ順番が来るだろう。
そして3着のシルクアーネストも、返し馬の雰囲気がなかなか良かった馬。
直線入り口では、前に進路ができなくてゴーサインをなかなか出せず、ひと呼吸も遅れての追い出しだった。
次走は要注意だろう・・。

2番人気ながら順当に勝ちあがったカネトシディオスだった。
あまり大きくない馬体だが、そんなに小さい印象もないだけに大丈夫。
レース内容もしっかりしており、まだまだ奥もありそうだ。


土曜阪神4R
2歳未勝利
芝1800m
勝ちタイム1.49.0

勝ち馬:ミッキードリーム
(牡2、栗東・音無厩舎)

終始内の4、5番手を進んでいたミッキードリームが、直線入り口から外へ出して抜けてきた。
前を行くネオヴァンドームを、ゴール前でキッチリとクビ差交わしてのゴールだった。

逃げたエムオーゴールドが、1000メートル通過を1.01.7の緩いペースに落としてのレース。
本来なら残らねばならないのだが、2ヶ月レースが開いていた分で粘りを発揮できなかったのだろう。
2番手を進んでいたネオヴァンドームが、直線で何なく先頭に立ちそのまま押し切りかと思えた。
終始内で待っていたミッキードリームが、直線でなかなか馬が反応しなくて、ゴール手前あたりでやっとエンジンがかかったかの様に伸びての勝利だった。渋太い決め手で優ったようだ。
3着には、直線で2番手まで上がったシンコープリンスだが、前の2頭ほどの伸びがなく、何とか粘った感じだった。
勝ったミッキードリームは、夏の小倉戦以来の実戦を叩き、確実に良化しての勝利。
中距離向きの感じで、面白い存在になりうるかも。
ネオヴァンドームはこれで3戦2着続き。
でも、時間の問題となりそうな初勝利であろう。
けっこうなメンバーだった未勝利戦でした・・。


土曜阪神5R
2歳新馬
芝1600m
勝ちタイム1.37.4

勝ち馬:ナリタブルースター
(牝2、栗東・中尾秀厩舎)

ポンと好発馬をしたナリタブルースター、1000メートルを1.03.3とかなり遅いペースで逃げて、直線で一旦はヤマカツハクリュウと並び交わされた感じもあったが、もう一度ゴール前で伸びて初陣を勝利で飾った。

ゴール前最後の2ハロン目が10.7。
これはいくらマイペースの逃げだったから出せたトップスピードとはいえ、なかなかお目にかからない数字だ。
外からヤマカツハクリュウが並び交わした様子だったが、こんな数字を出せる馬だから、ゴール前、もう一度の伸びに繋がったものだろう。
完全に上がり勝負の新馬戦となっただけに、終いいい脚を使う馬ばかり。
3着のスマートフォーカスは、内で辛抱しての直線での追い上げ。この馬も際どく伸びて来た。
4着セイクリッドセブンは、直線でホットチリペッパーの内から。これもいい伸びをしていた。
そのホットチリペッパーは、物見をして外へ逃げ気味。一度レースを経験して、次走はガラリと変ってくれるだろう。

一旦前に出られたヤマカツハクリュウを、もう一度内から抜き返したナリタブルースター。
道中も体を斜めにしたコーナーリングであったりと、随分と若さを見せていた。
鞍上に聞くと、物見をしてばかりいたそうで、そんな走りになった様子。
オースミダイドウの下と、中尾厩舎には縁の深い血統。
味な勝ち上がり方で上へと一歩階段を昇ったわけで、今後が楽しみとなるだろう・・。


土曜阪神6R
2歳500万下
芝1400m
勝ちタイム1.22.2

勝ち馬:ニシノモレッタ
(牝2、栗東・北出厩舎)

阪神ジュベナイルFを除外になってここへ廻った馬が多いメンバー構成。
人気のグレナディーンもそうだったが、勝ったニシノモレッタもそのうちの1頭。
直線で狭いところを縫って出てきての勝利だった。

ダートでデビュー勝ちをしたイッツアチャンスが、最内枠から行った。
同じくダートで未勝利を卒業したペガサスヒルズも追走して、前を固める流れ。
前半3ハロンこそ34.6だが、それからが速く、1000メートル通過が57.8とけっこうな流れに。
直線でけっこう馬群がひしめく感じとなった。
ちょっと道中で行きたがるような感じを見せていたグレナディーンだが、直線では思うように反応しなかった。
代わって、ニシノモレッタが馬の間をスッと抜け出てゴールへ向かった。
外へ出して追い込んできたプリムールや、内から接近のインプレシッヴデイらを抑えての勝利となった。
そのプリムールは、外枠で外へ出て行かざるを得ないレース内容で、届かずだった。でもこの2戦の内容がしっかりしてきて、ようやく本格化した感じか。
そして惜しかったのがインプレッシヴデイで、ゴール前は右左と進路を替えて追ってきたもの。
最初は外へ最後は内へと切り替えての追い上げと、ちょっと進路確保が忙しかった様子。
まともならば、突き抜けていたような競馬っぷりだった。

勝ったニシノモレッタは、前走はマイルの距離が長かった様子。
距離短縮でキッチリと答えを出した。
そして人気のグレナディーンは、今日も馬体が4キロ減で、デビュー時に468キロあった体が448キロ。
やはり減り気味で、やや体調面で下降気味だったのかも。
直線で各馬が伸びているのに、全く伸びず。
明暗を分ける形となってしまった。



日曜阪神1R
2歳未勝利
ダ1200m
勝ちタイム1.12.8

勝ち馬:オメガブルーグラス
(牡2、栗東・大久保龍厩舎)

3299勝からあと1勝となっていた武豊Jが、日曜の朝一番に決めてくれた。
それも道中は離れたブービーを進んでいたオメガブルーグラスだったが、直線入り口で内から外へ出して来た時には、だいぶ前とは差はあるがもしかしてと言う感じの追い上げる脚。
ゴール前まで3頭がビッシリと競っている処を外から一気に駆け抜けて、最後のさいごにキッチリと届いていた。

新馬戦で2着のタツパーシヴが圧倒的人気。
そのタツパーシヴが出て行ってすんなりと流れてしまうと思ったのだが、内からマリヲが先手を取り、タツパーシヴが2番手、その外へネイルダウンが並び、その3頭がけっこう厳しく行く流れとなった。
1000メートルが1分ジャストだから速いと言えば速いだろうが、重馬場だからこんなものなのだろうか…。
ただ息が入りやすい流れではなかった様子。
ゲートを出る時に後脚を滑らせて今ひとつダッシュがつかなかったオメガブルーグラスは、後から2番目。内々の後方を追走していた。
4コーナーを内から外へ鋭角に出てきて、外へ取り付き前を追った。
一完歩ずつ前との差を詰め、最後にクビ差交わしての記念のゴールとなった。
惜しかったのが6着のサダムトウコンで、この馬も初ダートだったのだが、直線で内を衝こうとしたが詰まって外へ出すロス。
完全に脚を余してしまった様子だ。

関東からの転厩緒戦、ダートも初めてだけに何とも言えなかったオメガブルーグラス。
実際に坂路でのケイコもそれ程動く感じでなく、ちょっとやってみないとのレース前の気持ち。
でもレースを終えてみると、なかなかの感じでの勝ち上がりだったか。
ゲートで後脚を滑らせて出遅れ気味となったもので、レースを終えてみるとダートも悪くないと思える内容であった。


日曜阪神2R
2歳未勝利
ダ1800m
勝ちタイム1.56.6

勝ち馬:オースミカイエン
(牡2、栗東・山内厩舎)

このレースもジトっとした流れで進んだ。
1000メートルが1.05.8と、遅い流れを嫌ってオースミカイエンが3コーナ-過ぎから外を一気に進出。
直線入り口ではもう先頭に立ちそうな勢いで勝負に出たもの。
直線残り1ハロン手前では、外から同じようについて上がってきていたランブリングローズと並んでの追い合いとなって、クビ差凌いでの勝利となった。
逆に、人気のマージービートは、内で動けない位置での道中、直線で外へ出してからの追い上げだったが、一瞬しかいい脚を使えずで、最後は後からも差されての4着となってしまった。

逃げたエーシンサスケハナが9着。
2番手を進んだジパングダマシイとスーサンストリームもブービーに5着と、前を行っていた馬が残れない決め手を要求されるレースとなった。
最後の3ハロンがいずれも12秒台と、切れ味を要求されるものとなってしまった。
今日が初ダートだったオースミカイエンは、2コーナー過ぎはドンジリ、3コーナー手前から動き出しての積極的なレースが功を奏した。
2着のランブリングローズも、初めてのダート戦でもメンバー中一番の末脚を使っての2着。
3着マジェスティバイオは、8月以来のレースの上にこれも初ダート戦。
でもキッチリと終い来ていたし、次はもっと動けるものだろう。


日曜阪神3R
2歳未勝利
芝1200m
勝ちタイム1.10.3

勝ち馬:パドトロワ
(牡2、栗東・鮫島厩舎)

16頭立てのレースだったが、並んでいたのはゲートだけと言ってもいぐらいの完勝劇のパドトロワ。
これで鮫島厩舎&アンカツJで今年の15勝目と、凄いコンビでの勝鞍だ。
直線1ハロンでグイッと後を振り向いた鞍上だが、最後もチラッと横を見て誰も来てないのを確認してから、最後は追ってないゴール入り。着差以上の楽勝であった。

ゲートを少し出し気味で行ったパドトロワ。2番手にトップアテンションが外から来ていたが、馬体を並ばせる処まで行かず。
前半3ハロンを34.8で行って、終い3ハロンも35.5でまとめた。
最後の1ハロンは12.2だが、馬なりでと追ってないのだから当然の数字か。
2着には、あまりゲートの出が良くなかったアンフィルージュだが、ジワッとした道中で、前にかなり馬がいる位置取りだった。
直線は外めを、前が開くのを待ってからの追いだしで、メンバー中一番の末脚を使ってきたが2着がやっとの内容。
3着には、直線で一旦2番手まで上がったケイエスケイトが粘ってのもの。

何せ、勝った馬しか目につかないといったレースであった。
他の馬が霞むほどに、ワンサイドな競馬っぷりであった。
母グランパドドゥとは違って、スピード路線を歩むのがいい馬なのかも知れない。
いずれにしろ、次走が楽しみな勝ち方だった・・・。


日曜阪神4R
2歳新馬
ダ1400m
勝ちタイム1.26.1

勝ち馬:トウカイトキメキ
(牡2、栗東・中村厩舎)

逃げたエリモエポナが、前半3ハロンを37.1とこれ以上ない遅い逃げを打つ流れ。
2番手にカノヤキントキ、3番手トップオブカハラだが、絡まれずに行けた。
1000メートル通過も1.01.5と遅いペースで行けているだけに、勝たねばいけない処。
道中4番手の内ラチ沿いを進んでいたトウカイトキメキだが、直線入り口ではむしろ手応えとか今ひとつ。
直線で外へ出してからの反応もまだ良くない。
直線1ハロンも過ぎて、残り50メートルでゴールといったあたりで後ろから3着のシルククラリティが来てから、やっとハミを噛む感じで伸びだしての勝利となった。

完全に勝利を意識しただろうエリモエポナだったが、トウカイカチドキのズブいけれども渋太さにしてやられた。
馬が来ると伸びるといった、いい意味の根性があるのだろう。
3着のシルククラリティが、なかなかの終い脚を見せていた。
逆に1番人気のカノヤキントキは、遅いペースでの2番手追走から終い伸びず。
距離がいくぶん長いのかも知れない。


日曜阪神5R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.10.6

勝ち馬:ジョーモカ
(牡2、栗東・梅田智厩舎)

前半3ハロンを34.8と格別速い流れでもなかったのに、スズカデジタルの手応えは直線に入って無くなってしまった。
2番手トウショウヒーローと直線入り口を並んで入ってきたが、そこから2頭とも失速気味。
4番手を進んでいたエナジーハートが、いいタイミングで出たのだが、直線外からジョーモカの脚色が良く、一気に突き抜けての勝利だった。

直線でジョーモカの通ったところは、かなり外目の進路で、他の馬からだいぶ内外を開けて処を通ってきた感じ。
ステッキも2、3発ぐらいしか入れてなかったと思える。
伸びが完全に他馬と違ってもいた。
先行グループが伸びを欠くのに直線では好位組が伸びていたのだが、さらにその後からのジョーモカの脚だけが桁違いであった。
他では4着のアイアンラチェットも、『オヤッ』と思える伸び脚。
もう1頭6着のダノンフリーデンもスムーズさを欠くレースでの内容。
次は大きく変わりそうな内容だった。

勝ったジョーモカのインパクトが、なかなかであったレース。
ケイコもポリトラックでの好時計は当たり前なのだろうが、動きの良さをそのまま実戦で出し切ったもの。
直線もできるだけ追い出すのをゆっくりとしていた感じであった。
だから着差以上の内容と思える勝ち方であろう。
今年のGⅠを獲った鞍上とオーナーとのコンビ、今後も注目の馬かと思える。


日曜阪神9R
エリカ賞
芝2000m
勝ちタイム2.05.3

勝ち馬:エイシンフラッシュ
(牡2、栗東・藤原英厩舎)

過去の勝ち馬を見ると、このレースの勝者に名を残すことは悪くないもののようだ。
例年あまり多くない馬数だが、今年は8頭立て、地方からの出走を入れてのもの。
決着は、1番人気馬が2番人気を制してのものだったが、なかなか見ごたえあるレースであった。

新馬を勝ったばかりのスマートジェネシスが先手を主張。
1000メートルを1.04.8の遅い流れで行った。
しかし少頭数のレースだけに前は固まっていった。
初芝の門別競馬出身のエレーヌが、最後方に遅れた。
その前にアイウォントユーも、前から離れたブービーを追走。

スマートジェネシスが先手で、2番手をピサロナイトがつけて行った。
3コーナーを過ぎてもあまりピッチが上がらず、1200メートル通過が1.17.9と超スローとなっている。
4コーナー手前では、3番手の外のブルーミングアレーの手応えが抜群で、その後にエイシンフラッシュが続いた。
ここらでは後方を進んでいたアイウォントユーも、内ラチ沿いに差がなく追走となっていた。
そして直線へ入ってきたが、逃げたスマートジェネシスのリードもなくなり、外からブルーミングアレーが、さらにその外にエイシンフラッシュが並んだ。
完全に外エイシンフラッシュの勢いが良く、2頭が並んでゴールへ向かうが、エイシンフラッシュが外からステッキを入れると、前に出てからはあまり追わないでゴール。着差はクビであったが、もっと楽勝の感じだった。

前の2頭から離れたところでの3着争いだったが、前に取り付いたアイウォントユーの伸びが良かった。
逆に、脚を最後まで使えなかったのがマイネアロマで、直線で前が窮屈になっていたのが少し惜しまれる処もあった。

勝ったエイシンフラッシュは、好馬体の持ち主。
最後は追ってないようにも見受けた。
ゴールまでの最後3ハロンが、11.9~11.2~11.6のトップスピード。
そこを最後は流し気味な勢いなのだから凄い。
次はどこへ駒を進めるのだろうか興味津々。
そして、3着のアイウォントユーは、未勝利を勝った時も渋い内容だったが、今日もいい内容でのフィニッシュ。面白い馬になりそうだ。
ここからいろいろな馬が出そうな予感を感じさせるレースでもあった・・。