【宝塚記念】絶好調ミルコ・オンリー「宝塚記念も勝ちたい」

24日、宝塚記念(G1)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。3月28日に行われたドバイシーマC3着から帰国初戦となるワンアンドオンリー(牡4、栗東・橋口弘厩舎)はM.デムーロ騎手が騎乗して坂路で最終調整。古馬準オープンのカレンバッドボーイを相手に1馬身先着を許したものの、前半追走してのもので脚捌きは軽快。タイムは4F53.5-39.2-26.3-13.5秒をマークした。

今年初戦となったドバイシーマCではC.デムーロが騎乗。弟からバトンを受けて今回が初コンビとなるが、2週連続で攻めに跨がって「先週と今週で全然違ったよ。良くなってるね。競馬が近いのを分かっているし、すっごく賢いネ。こんな馬は大好き」とすっかりお気に入りの様子。「初めて乗るけど、前走でクリスチャンが乗って行きたがる面があったのは分かっている。それでも頑張っていたし、スタミナもある。レース映像も何度も見てるし、2200mのペースは合うと思う」とここへ向けての分析に余念がない。

名伯楽・橋口弘次郎調教師にとって悲願のタイトル制覇となったダービーから1年余り。昨秋のG1戦線では菊花賞9着、ジャパンC7着、有馬記念13着と苦杯をなめ続けてきたが、初の海外遠征となったドバイで久しぶりにダービー馬らしさを見せ、ここは完全復活をアピールしたい一戦。「阪神は4戦3勝だし、坂もノープロブレム。ボクもこの春は絶好調だし、宝塚記念も勝ちたいね」と話す鞍上は何とも心強い味方。世代交代の主役はやはりダービーを制したこの馬だ。

ワンアンドオンリー

ワンアンドオンリー

▲世代交代の主役を演じたいワンアンドオンリー(右)