【ラジオNIKKEI賞】良血アッシュゴールド「いい調教ができました」

1日、ラジオNIKKEI賞(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。兄にオルフェーヴル、ドリームジャーニーを持つ良血アッシュゴールド(牡3、栗東・池江寿厩舎)は助手を背にCWコースで3歳未勝利のクィーンチャームの内を0秒6追走。直線に入って徐々に差を詰め、鞍上が気合を付けると並ぶ間もなく交わしてゴール。4F55.5-39.9-12.1秒のタイムで1馬身先着した。

毎日杯で15着と大敗を喫したあとは春のクラシックを断念し、心身のリフレッシュを図るため放牧へ。6月初めに栗東へ戻り、そこから入念に乗り込まれてきた。「ラストもいい伸びを見せていたし、いい調教ができましたね」と池江泰寿調教師はひとまず合格点のジャッジ。「馬体の成長を期待して休ませたけど、体はそんなに増えていない。20キロくらい増やしたかったんだが、あまり身につかなかった。福島までの輸送もあるし、少し減るかな。ただ、気性面は成長しているし、心肺機能もよくなってますから」と馬体の成長にはやや不満を見せながらも、放牧の成果をアピールした。

偉大すぎる兄達と比較するとまだまだ成績は物足りないが、それでもデイリー杯2歳S2着、きさらぎ賞3着と重賞で好走。随所にキラリと光る一面を見せてきた。厩舎は先週の宝塚記念をラブリーデイが快勝。その勢いに乗って重賞初制覇となるか注目したい。