悲願のG1タイトルへ グランデッツァが完全復活を告げる重賞V

●7月12日(日) 2回福島4日目11R 第51回七夕賞(G3)(芝2000m)

札幌2歳Sで翌年のクラシック二冠などG1を6勝するゴールドシップを、スプリングSではダービーを勝つディープブリランテをそれぞれ一蹴。世代トップクラスの実力馬グランデッツァ(牡6、栗東・平田厩舎)が1年2カ月ぶりの復活V。重賞となると実に3年4カ月ぶりの嬉しい美酒だ。

復活に導いた川田将雅騎手は今回で3戦連続の騎乗。「これまで乗せていただいたなかで、今日は一番落ち着きがありました。前走でガマンをさせたことが、今日に生きましたね。前走のように力み過ぎることもありませんでしたし、良いリズムで走れていました。ゴール前でも余裕がありましたし、スムーズに競馬が出来ればこのくらいやれる能力はあります」としてやったりの表情。
安田記念のモーリス、宝塚記念のラブリーデイとG1を連勝して上半期を折り返し、下半期早々に福島での自身重賞初制覇。これでJRA9場で重賞を勝ったことになり、残すは函館競馬場だけとなった。

前述の重賞2勝に加え、昨春の復活Vは驚異的なJRAレコード。秋のマイルCSでも見せ場たっぷりの3着と持っている能力はまさにG1級。秋は当然ビッグタイトル奪取の期待がかかる。「これからも安定して自分の力を出してくれれば良いな、と思います」と締めくくったが、鞍上にとっては何とも悩ましい騎乗馬選択を強いられることにもなりそう。夏競馬本番を迎えたばかりで、もう秋が楽しみになってきた。

グランデッツァ

グランデッツァ

グランデッツァ

川田将雅騎手はJRA全場重賞制覇にリーチ
ゲストプレゼンターの溝端淳平さんとガッチリ握手