【中京記念】メイケイペガスター「外枠からスムーズに」

22日、日曜中京11レース・中京記念(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、アハルテケS9着のメイケイペガスター(牡5、栗東・木原厩舎)は、助手を背にCWコースで単走追い。馬場の外めをシッカリとした脚色で駆け抜け5F66.8-51.1-36.7-12.7秒をマーク。気難しいタイプで成績は安定しないが、馬のデキは高いレベルでキープされている。

桧垣調教助手は「中間も緩めることなく、しっかりと乗っています。きょうもいい動き。相変わらず走りますね。芝自体は実績もあるし、問題ありません。それよりも枠順かな。前走はうまく折り合ってたけど、最後はやめてた。外枠からスムーズに走らせた方がいいのかも」と巻き返しに期待を寄せる。


前走、湘南S1着のダローネガ(牡6、栗東・佐々晶厩舎)は、助手が騎乗し、坂路で単走、一杯に追われて4F53.7-39.3-25.3-12.8秒を計時。前走後ひと息入ったが、うまくリフレッシュされて2年半ぶりの重賞チャレンジだ。

「前走後はここを目標に放牧を挟んで調整してきました。けさの動きも良かったですね。ええ、順調に仕上がってきましたよ。腰がパンとしてきて、レースでも結果が出せるようになってきた。ここも頑張って欲しいですね」と北岑厩務員。2歳時にデイリー杯2歳S2着、朝日杯FS5着。古馬となってからも小倉大賞典3着があり、悲願の重賞獲りへ機は熟した。


前走、モンゴル大統領賞12着のアルバタックス(牡5、栗東・石坂厩舎)は助手が跨がって古馬1000万のクレスコモアと坂路で併せ馬。ゴール前で一杯に追われると、半馬身先行したパートナーをクビ差捕らえたところがゴール。4F52.8-38.1-24.9-12.6秒をマークした。

上田調教助手は「いい時計で動いてましたね。中京マイルは下級条件とはいえ、去年、勝っていますから。前走の走りを見てもマイルぐらいの方がいいと思います。武豊ジョッキーも連続で乗ってくれるのもいい材料ですよね」と反撃に向けて手応えありの口ぶり。マイル戦では抜群の安定感を誇るだけに、前走の着順で見限るのは危険かもしれない。