【レパードS】クロスクリーガー「いい雰囲気できてますよ」

5日、レパードS(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、ジャパンダートダービー2着のクロスクリーガー(牡3、栗東・庄野厩舎)は、助手を背にこれまで通りCWでの最終調整。3歳未勝利馬を併せ馬に一杯で追われ、6F79.1-63.7-49.9-36.8-12.8秒の好タイムをマークした。

今回最大のライバルと目される、ゴールデンバローズとは2月のヒヤシンスSで対戦済み。その時は4馬身差を付けられての3着と敗北を喫している。しかし、成長著しい3歳馬、そこからオープン特別、交流重賞を連勝。前走のジャパンダートダービーでは2着に入る地力強化を見せ、1戦で勝負付けがついたとは言えない。中央での重賞初制覇へ巻き返しが期待される。

管理する庄野靖志調教師は「前走後も順調に調整できてるし、これまでで1番良かった前走時に近づけるように調整してきた。先週、今週の動きも良かったし、いい雰囲気できていますよ」と照準を合わせて順調に進んでいる様子。

「前走はこっちも力を出し切っているし、勝ちパターンの競馬。それを差し切った勝ち馬を褒めるべきでしょう。位置取りにはこだわらないけど、うちのタガノスマイルを先に行かせる形で2番手からかな」と2頭出しとなる今回は、両管理馬でレースを支配する構えだ。

前走、500万条件を勝ち上がり、連勝での重賞初挑戦となるタガノスマイル(牝3、栗東・庄野厩舎)は、岩崎翼騎手を背に坂路での追い切り。4F52.3-37.9-24.7-12.5秒の自己ベストをマーク。本数もしっかりこなしており、連勝の勢いがあるだけに侮れない。

好調を窺える同馬について庄野靖志調教師は「タガノも順調にきてるからね。まだ気難しい面があるけど、ブリンカーの効果は見えていますから。こっちもスムーズに運べばこの相手でも面白いと思いますよ」と成長に手応えを感じている様子。今回は挑戦者という立場だが、夏に強い牝馬なら大きな変わり身を見せても驚けない。

クロスクリーガー

重賞2勝目を狙うクロスクリーガー