打倒ノンコノユメへ 再び進撃開始クロスクリーガー

●8月9日(日) 2回新潟4日目11R 第7回レパードS(G3)(ダ1800m)

ユニコーンS2着ノボバカラ、同4着ゴールデンバローズ。ジャパンダートダービー(JDD)2着クロスクリーガー、同3着ラッキープリンス。打倒ノンコノユメに向けて思いを馳せる世代トップクラスがズラリと顔を揃えた今年のレパードS。勝利を手にしたのはJDD2着のクロスクリーガー。人気を分け合ったゴールデンバローズを力でねじ伏せ、後続を封じる堂々のJRA重賞初Vだ。

どの馬がハナを切るのかも注目されたが、先手を打ったのはゴールデンバローズ。「位置はどこからでもいいというのはありましたし、それほど行く気はありませんでした。相手を見ながら競馬をしようと思っていました」と岩田康誠騎手は最大のライバルを目標に置いてレースを進める。
前半は5~6番手のポジションも、スムーズに流れに乗って徐々にポジションをアップ。残り600mの標識では早くもライバルに並びかけて直線へ。ラスト1ハロンでゴールデンバローズを振り落とすと、そのままトップでゴールへ飛び込んだ。

「ゴールデンバローズが行きましたが、あの馬は怖いと思っていたので、早目に動いていきました。その分、直線では脚が上がってしまいましたが、よく押し切ってくれました。やはり強いですね。このまま無事に成長してくれれば、更に大きいところでもやれると思います」と、その表情、話しぶりはいつものように飄々としていたが、本音は「ここでは負けられない」といったところか。期待通りのレース運びで打倒ノンコノユメへ再び名乗りを上げた。

クロスクリーガー

クロスクリーガー

クロスクリーガー