【POG】シンシアズブレスら日曜小倉トレセン直送トーク

●8月23日(日) 2回小倉8日目5R 2歳新馬(芝1800m)

厩舎リーディングトップを行く池江寿厩舎が送り込むシンシアズブレス(牝2、栗東・池江寿厩舎)は、兄にきさらぎ賞、マイラーズCを勝ち、ダービーで2着となったリーチザクラウンを持つ良血。浜中俊騎手が跨がった最終追い切りでは馬なりでラスト1F11.8秒の切れを見せた。

「首、脚が長くてスラッとした体型。跳びが綺麗で伸びやかで、軽い走りをしますよ。ここまで順調に調整できたし、あとは馬場かな。できればきれいな芝を走らせてやりたい」と池江泰寿調教師。体型、走法から良馬場でのデビューを希望している。

アグネスフォルテ(牡2、栗東・長浜厩舎)は、近親に目立つ活躍馬はいないが、母系を遡ればオークス馬アグネスレディーに続くオーナー、厩舎ゆかりの血統。ここまでビッシリと中身の濃い調教を積まれ、最終追い切りでもCWコースで6F81.4-65.9-51.7-38.5-12.2秒のラップでハードに追われている。

ここまでの課程に坂本調教助手も「暑さにへこたれることもなくしっかり乗ってきた。ひと追い毎に動きも良くなってきてるし、攻め時計も水準以上に出ている」と合格点のジャッジ。「ゆったり走れる千八も合いそうですよ」と色気十分だ。

この世代、早くも3頭が勝ち上がっているマツリダゴッホ産駒のゴーフォワード(牡2、栗東・松永昌厩舎)。武豊騎手を背にした今週の追い切りでは古馬を相手に大きく先着。力強いフットワークを披露した。

松永昌博調教師は「今週も最後までしっかりと伸びてたし、なかなかいい走りをするよ。この血統らしく、忙しい距離よりもゆったり走らせるほうがいいと思う。そこそこやれるんじゃないの」と期待のコメント。母系にはオープン特別を2勝し、当時2500mだった鳴尾記念で3着に入ったトーワナゴンがおり、前田剛オーナーにとっては初の所有馬で、これが初陣となる。




●8月23日(日) 2回小倉8日目6R 2歳新馬・牝(芝1200m)

ペプチドサプル(牝2、栗東・木原厩舎)は、先日この世を去ったマンハッタンカフェの産駒。藤岡佑介騎手が跨がったここ2週は先週のCW、今週の坂路と、ともに古馬をパートナーに追走して先着。仕上がりの良さをアピールしている。

木原調教師は「牝馬にしてはおっとりタイプだよ。でも、今週の併せ馬でもしっかり先着したように、走ることに真面目なのがいい。輸送とか不確定な要素もあるけど、まともなら初戦から動けそう」と新馬勝ちに好感触を抱く。

現在2歳リーディングサイヤートップを走るダイワメジャー産駒のナンゴクハルネット(牝2、栗東・高橋康厩舎)。今週は輸送を控えソフト調整に終始したが、先週は和田竜二騎手が騎乗してCWコースで一杯に追われ、先着フィニッシュ。こちらは牝馬らしいピリッとした一面を見せていた。

「普段はそうでもないけど、キャンターになったらスイッチが入る。ええ、短距離が向きそうな性格ですね。まだ幼い面もありますが、スタートが決まれば楽しみ」と高橋康之調教師。好調なダイワメジャー産駒の波に乗れるか注目だ。