【小倉2歳S】1週前 距離短縮、右回りも不安なし シュウジ

26日、小倉2歳S(G3)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。無傷の3連勝を狙うシュウジ(牡2、栗東・橋口弘厩舎)は、小牧太騎手(レースでは岩田康誠騎手が騎乗予定)を背に坂路で古馬1000万クラスのカレンバッドボーイを0秒3追走。終始馬なりで鼻面を揃えてゴール。4F53.2-38.7-25.1-12.5秒をマークした。

7月の中京でデビューし、新馬と中京2歳Sを2連勝。当初は秋まで休養の予定だったが、溢れんばかりのスピードを生かすべく、また、来年2月に定年を迎える橋口弘次郎調教師のお膝元である小倉で錦を飾るべく、小倉2歳Sへ挑むこととなった。

気になる仕上がりについて担当の千野調教助手は「中間は2週間ほど短期放牧に出していましたが、暑いのにカイバもしっかりと食べてくれて、夏バテの心配は全くありません。今週の攻め馬も持ったままの馬なりで53秒2のラスト12秒5ですから、体調は良好です」と順調さをアピール。初の右回りについても「本当にスピードはありますから、距離も問題ないですし、右回りも調教では違和感なく回ってきましたからね。今の小倉の馬場はもってこいだと思います」と自信を見せる。

今回は先約の関係で小牧騎手から岩田騎手へと乗り替わりになるが、岩田騎手は先週で記録が止まったものの、JRAの重賞騎乗機会5連勝を果たすなど絶好調。ここを勝てばJRA全10場重賞制覇にリーチ(未勝利は小倉と福島)をかける重要な一戦にもなる。乗れているジョッキーがスピード満点の若駒をどう乗りこなすか楽しみだ。

「ザ・インタビュー」のコーナーでは8月30日(日)にシュウジを担当する千野智康調教助手の独占インタビューを公開予定!
デビューから2連勝で挑む小倉2歳S。『初めて重賞を意識できる馬』と語った愛馬に寄せる想い、そして将来について。公開を楽しみにお待ちください!

シュウジ