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大井の笹川翼＆JRAの松若風馬が出場！【2015アジアヤングGC】

2015/8/30(日)

ジャパンカップの金脈馬３選！前走不運だらけの一頭がリベンジを狙う！

29日、韓国のソウル競馬場で「2015アジアヤングガンズチャレンジ」が行われ、日本から大井の笹川翼騎手、JRAの松若風馬騎手が出場。笹川翼騎手(大井・米田英厩舎)は7、13、2、13着で19ポイントの5位、松若風馬騎手(栗東・音無厩舎)は9、5、6、4着で16ポイントの6位だった。

笹川騎手は1994年生まれの21歳。大井競馬の米田英世厩舎所属騎手として2013年にデビューすると、デビュー年は43勝をあげ、NARグランプリ優秀新人騎手賞を受賞。そして、2年目の昨年は60勝、3年目を迎えた今年は70勝をマークと、年を追うごとに勝ち星を伸ばしており、次代の南関東、地方競馬を担う存在として注目が集まっている。
松若騎手は1995年生まれの19歳。栗東の音無秀孝厩舎所属。デビューイヤーの昨年は47勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手、中央競馬関西放送記者クラブ賞新人賞を受賞。 8月9日の小倉記念ではアズマシャトルに騎乗し、重賞初勝利を挙げたばかり。父は装蹄師の松若勝氏。

同シリーズは日本、オーストラリア、シンガポール、香港、ニュージーランド、マレーシア、マカオ、韓国、南アフリカの若手ジョッキーが出場。オーストラリアで行われた第一回は藤岡康太騎手が優勝している。

【笹川翼騎手のコメント】
「日本と違うところが多々ありました。ゲートボーイがいると、いないとではやっぱり違いますし、そういう面でいい経験が出来たので、実りのあるチャレンジになりました。2戦を乗せてもらい、直線の長いコースだとわかったので、仕掛けを遅らせて、(3戦目は)上手く2着には入れたので、そこは自分でも修正、対応できたところなので良かったと思います。
韓国のレースはテンがかなり速く流れるので、ペースの経験になりましたし、馬もスピードタイプといいますか、気が勝っている馬がいたので、勉強になりましたね。他の騎手とも交流することで、短い間でしたが、コミュニケーション力は身についたんじゃないかなとも思います。
日本に帰って、この経験を生かして、大井競馬、南関東競馬を盛り上げられるようにしたいです。期待に応えられなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、自分なりに一生懸命やって、いい経験になったので、日本に帰っても応援してくれると嬉しいです」

【松若風馬騎手のコメント】
「勝つことが出来なくて、本当に悔しい思いですが、海外は(競馬が)タイトだと思っていたので、そういうところに気を付けながら、ケガなく終われたことにはホッとしています。各国のジョッキー達と一緒に乗って、基本は変わらないと思うのですけど、海外のジョッキーは勝つことに対しての気持ちが強いなと思いました。コーナーに入る時でも声を出して、自分はここにいると主張して、ポジション取りの激しさを感じました。
最初のレースがけっこう流れて、最後のレースはスローになって窮屈になりましたが、内にモタれると聞いていたので、内から離しておきたいなと思ったのと、馬の気が良かったので、外の方が気持ち良く走らせることが出来るかなと思いました。内を突くより外を回そうと。流れが遅く、その部分が上手くいきませんでした。そういうところの判断がまだ足りないなと思いました。
(韓国のレースに乗ってみて)ゲートボーイが初めてでしたし、開くタイミングも掴めずにアタフタしましたが、普段と違う環境、初めて乗る競馬場で本当に勉強になりました。
今回このようなチャンスをいただいて本当に感謝しています。これからも海外で乗るチャンスがあれば、ドンドン挑戦してみたいと思います。違う国でも乗りたいなと改めて思いましたし、色々な国で乗って自分の引き出しを多く作れるようにしたいです」

笹川翼
(ささがわつばさ)
1994年7月17日生まれ
[初免許年] 2015年
[所属] 招待・フリー
[地方初騎乗] 2013年4月7日大井1Rキングビジョン(2着/11頭)
[地方初勝利] 2013年4月9日大井1Rアンルヴェプルミエ(14頭)
[2015年度地方成績] 774戦70勝
[地方生涯成績] 2277戦173勝

松若風馬
(まつわかふうま)
1995年9月4日生まれ
[初免許年] 2014年
[所属] 栗東・音無秀孝
[平地初騎乗] 2014年3月1日1回阪神1日目8Rサンライズマーチ(4着/16頭)
[平地初勝利] 2014年3月2日1回小倉8日目2Rトレノカチドキ(1着/16頭)
[2015年度JRA成績] 456戦39勝
[JRA生涯成績] 1055戦86勝