【新潟記念】マジェスティハーツ「タイトルをとらせてやりたい」

2日、日曜新潟11レース・新潟記念(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。2戦連続重賞2着のマジェスティハーツ(牡5、栗東・松永昌厩舎)は、森一馬騎手を背に、CWコースで古馬500万のレントラーを0秒7追走。わずかに遅れはしたが、終い気合を付けるとキビキビとしたフットワークで5F67.8-52.7-38.8-12.2秒を計時した。

追い切りを見届けた松永昌博調教師は「相手を先行させて追いかける形で。最後は気合をつけたぐらいだよ。遅れたけど、最後も時計は出ているし、気にしなくてもいい」と愛馬の動きに合格点のジャッジ。休み明けの前走を叩かれ、追われてからの反応もグンと良くなっている。

ここまで重賞2着が4回あって、うち2回が今回の舞台である新潟でのもの。「モタれる癖のある馬だが、前走はハミを替えた効果を見せてくれた。それに左回りはいいね」とハミの効果で今度は突き抜ける構え。「心配なのは天気だな。やっぱり良馬場で走らせた方がいい馬だからね。うん、何とかタイトルをとらせてやりたい」と悲願の重賞獲りへ師の言葉にも自然と力がこもる。

最近ではかなり少なくなってきた所属ジョッキーによる師弟コンビでの重賞挑戦。苦楽を共にした個性派コンビが、7度目で悲願成就となるか楽しみに見守りたい。

マジェスティハーツ

僚馬を追いかける形で併せ馬を行ったマジェスティハーツ(右)