【札幌2歳S】アドマイヤエイカン実戦並のリハ「まだ余力はある」

2日、札幌2歳S(G2)の最終追い切りが札幌競馬場にて行われた。新馬戦を快勝したアドマイヤエイカン(牡2、栗東・須貝尚厩舎)は芝コースで最終調整。終い一杯に追われて、タイムは5F60.8-46.8-34.0-11.6秒をマークした。

中間滞在していた函館から札幌への輸送もうまくいき、本馬場での最終追い切りもコーナーでは追っつけられながらの反応も、ラストは上々の伸びを披露した。騎乗した岩田康誠騎手は「調教師からは『息を作ってほしい』という指示もありました。反応自体はちょっと鈍かったのですが、このひと追いで変わってくれると思います。3~4コーナーでズブい面を出したように、戸惑っていたのかもしれませんが、直線では反応してくれたました。そのあたりは今回の追い切りで変わってくれればいいなと思います」とジャッジ。追い切りの反応自体は及第点、といった様子だったが「牧場で十分リセットしているので、2歳じゃないようなドッシリとした古馬のような落ち着きを感じました」と初戦からの変わり身を口にした。

実戦並みの調教タイムだったことを耳にすると、それも納得といった表情をみせ、「新馬の内容からもまだ余力はありますし、自信を持ってレースに臨みたいと思います。引っ掛かったりしないだろうし、いいレースになるんじゃないですか。速い追い切りを行ったことで、気合が乗ってくれたらいいかな」とレースに向けてのイメージも万全のよう。2戦目で更なる進化が期待される。

アドマイヤエイカン

▲岩田騎手を背に最内から鋭い伸びを見せたアドマイヤエイカン


アドマイヤエイカン