【札幌2歳S】今夏絶好調の岩田が導き アドマイヤエイカンがV!

9月5日(土)、2回札幌5日目11Rで第50回札幌2歳ステークス(G3)(芝1800m)が行なわれ、岩田康誠騎手騎乗の2番人気・アドマイヤエイカン(牡2、栗東・須貝尚厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:50.8(稍重)。

2着にはハナ差で1番人気・プロフェット(牡2、栗東・池江寿厩舎)、3着には1馬身1/4差で8番人気・クロコスミア(牝2、栗東・西浦厩舎)が続いて入線した。

1コーナー過ぎでネコダンサーがハナに立ち、ペイシャフェリシタが2番手、その後ろのインにアラモアナワヒネ。中団から後方へかけてアフターダーク、プロフェット、クロコスミアらが続き、アドマイヤエイカンは後方待機。向こう正面で後方からディーズプラネットが押し上げようとするが、隊列は縦長のまま。
3角過ぎからプロフェット、アドマイヤエイカン、ラヴアンドポップが並んで外から進出すると、直線入り口では先頭へ。ラヴアンドポップが先に脱落し、2頭の追い比べとなったが、僅かにアドマイヤエイカンが制した。
3着のクロコスミアも後方から追い込み。G1馬レーヴディソールの仔・アラバスターは最後方から脚を伸ばしたが、序盤の位置どりの差もあり、離れた5着だった。

勝ったアドマイヤエイカンはおばには重賞4勝、繁殖牝馬としても活躍したフサイチエアデールがいる血統で、昨年のセレクトセールにおいて3996万円で落札。 7月19日の函館新馬を快勝し、前走後はここを目標に調整されてきた。過去10年でも同じ須貝厩舎のレッドリヴェール、ロジユニヴァース、アドマイヤムーンら後のG1馬を輩出した舞台を制し、クラシックへ向けて弾みのつく結果となった。

馬主は近藤利一氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+栄冠」。

騎乗していた岩田康誠騎手は今夏、重賞騎乗機会5連勝などの大活躍をみせていたが、夏競馬最終週にまた一つ重賞制覇。日曜の小倉2歳Sでも中心視されるシュウジに騎乗予定で、連日の重賞Vが懸かる。
また、管理する須貝尚介調教師は本レース2年ぶり2勝目。昨年のワールドベストレースホースランキングで首位に輝いたジャスタウェイ同様、ハーツクライ産駒での重賞制覇に、第2のジャスタウェイとなれるのか、期待が高まりそうだ。

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アドマイヤエイカン
(牡2、栗東・須貝尚厩舎)
父:ハーツクライ
母:ペルヴィアンリリー
母父:フレンチデピュティ
通算成績:2戦2勝

アドマイヤエイカン

アドマイヤエイカン

アドマイヤエイカン

アドマイヤエイカン


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