【POG】メイケイレジェンドら日曜阪神トレセン直送トーク

●9月13(日) 4回阪神2日目5R 2歳新馬(芝2000m)

姉に重賞2勝のフーラブライド。父がステイゴールドで、オルフェーヴルやゴールドシップと同じステイゴールド×メジロマックイーンの黄金配合で生まれたメイケイレジェンド(牡2、栗東・木原厩舎)。2週連続でM.デムーロ騎手が手綱をとっていることからも期待の大きさが窺える。

「フーラブライドもエーティータラントもキャリアを積んで勝ち上がってきた奥手の血統ですが、それらのデビュー当時よりも手先が軽くていい走りをします。先週の時点でミルコは『もうやらなくていい』と言ってました。それだけ感触が良かったんだと思いたいですね(笑)」と木原一良調教師も満面の笑みを見せる。

期待の良血という意味では父が昨年の北米リーディングサイヤー・タピット、母が天皇賞馬ヘヴンリーロマンスのラニ(牡2、栗東・松永幹厩舎)は前者以上といえるかも。ちなみに『ラニ』はハワイ語で天国、天空という意味。

母の手綱もとった松永幹夫調教師は「一癖ある血統で、自分から走ろうという気持ちをなかなか出さないんです。それにフットワークが大きな馬で、スピードに乗るまで上で促してやらないといけないんです。でも、いいモノを感じさせてくれる馬ですよ」と一族の個性を頭に入れながらの仕上げ。初戦も注目だが、長い目で見たい良血だ。

来年2月末で定年を迎える松田博資調教師が秋の阪神開幕週にターゲットを定めてきたのがドリームジャーニー産駒ダイシンアレッタ(牡2、栗東・松田博厩舎)。ここ2週は秋の大舞台を睨むアルバートドックを相手にハードトレーニングを課されてきた。

追い切りを見守った指揮官は「川田(騎手)が乗った2週前の動きが良かった。今週? 馬場が悪くて無理をさせなかっただけだよ。ケイコも十分に積んでるし、気性も前向きだぞ」と合格点を与えている。