トピックスTopics
【4回阪神】レヴィンインパクト…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/9/15(火)
レヴィンインパクト(牡2、栗東・池江寿厩舎)
父:ディープインパクト
母:ニキーヤ
母父:Nureyev
稀代のスーパーホースであり、スタリオン入りしてからも日本競馬を牽引するディープインパクトの産駒。史上最速のスピードで勝ち鞍を量産している。昨年は自己最高となる232勝をマークし、3年連続のリーディングサイアーに輝いた。現3歳ではショウナンアデラ(阪神JF)、ダノンプラチナ(朝日杯FS)、ミッキークイーン(オークス)がG1のタイトルを奪取している。この世代も早速、ブランボヌール(函館2歳S)が重賞ウイナーに。来春のクラシックへも大挙して臨むこととなろう。
母ニキーヤ(その父ヌレイエフ、仏3勝)は偉大な繁殖であり、同馬の兄姉にゴールドアリュール(フェブラリーSなどG1を4勝)、ラバヤデール(3勝、ソロルの母)、オリエントチャーム(4勝、マーメイドSを3着)、ニルヴァーナ(6勝)、ゴールスキー(武蔵野S、マイルCSを3着)らがいるエリートだ。G1サラブレッドクラブにラインナップ。総額1億円で募集された。
追分ファーム・リリーバレーでの乗り込みはスムーズに進行。5月28日にはトレセン近くの吉澤ステーブルWESTへ移ってペースアップされ、7月22日、栗東に入厩した。31日のゲート試験をスピード合格。いったん放牧を挟んで心身を整え、8月28日に帰厩する。力がこもった追い切りを順調にこなし、短期間で出走態勢が整った。先週のウッドコースでは降雨で重くなった馬場のなかでも上々の伸び。この母系らしいパワーが伝わってくる一方、父の軽さも兼ね備えている印象を受ける。
9月20日(日)、阪神の芝1800mでデビュー勝ちを狙う。岩田康誠騎手に依頼している。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/12/28(日) 【有馬記念】若き力が再び躍動!3歳馬ミュージアムマイルがグランプリ制覇!
- 2025/12/28(日) 【有馬記念】東京G1未勝利こそ買い!中山で激走する「適性逆転」の法則
- 2025/12/27(土) 【有馬記念】国民的レースの軸はここ!信頼すべきグランプリ常連ジョッキー
- 2025/12/27(土) 【有馬記念】残り物に福があった!ラストランでも引き寄せた勝利への鍵
- 2025/12/27(土) 【有馬記念】今年もハイレベル!? 2025年のフィナーレは世代交代の波が一気に押し寄せる!
- 2025/12/27(土) 【ホープフルS】わずか2戦で頂へ!ロブチェンが2歳中距離王者に輝く!
- 2025/12/27(土) 【阪神C】スプリント王の復活!ルガルがレコードV!
- 2025/12/27(土) 【中山大障害】新王者の誕生!エコロデュエルが春秋制覇達成!




