【セントライト記念】キタサンブラック「休み明けとしてはいい」

16日、セントライト記念(G2)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。皐月賞3着からダービーに挑んだキタサンブラック(牡3、栗東・清水久厩舎)は黒岩悠騎手(レースでは北村宏司騎手が騎乗予定)が騎乗してCWで最終調整。6F78.7-64.2-51.5-39.1-13.3秒と自己ベストを大きく短縮するタイムで、力強い走りを見せた。

追い切りを見守った清水久詞調教師は「前半が少し速かった分、おしまいが上がってしまいましたね。でも、いい負荷をかけられたし、休み明けとしてはいいんじゃないですか。春との変化はあまり感じませんが、3歳馬でまだまだこれからの馬ですからね。ここの結果を見て、今後のローテーションを決めていくつもりです」とコメント。秋の具体的なプランは検討中であるしつつも、態勢が整っていることを強調した。

無傷の3連勝で挑んだ皐月賞では3着と健闘。続くダービーでは14着と沈んだが、先行馬には苦しい展開、キャリア5戦全てで関東への長距離輸送だったことからも、厳しいローテーションだったことが窺い知れる。 更なる秋の飛躍を望むべく、デビュー3連勝の素質馬は待望の復帰戦を迎える。