オルフェーヴル全妹の2歳馬が重度の蹄葉炎で安楽死に

JRA顕彰馬に選定されたオルフェーヴル、G1を3勝したドリームジャーニーの全妹・エストソルシエール(牝2、栗東・池江寿厩舎)が、右後脚の重度の蹄葉炎により、安楽死の処分がとられたことが明らかになった。20日、所属するG1サラブレッドクラブの公式HPで発表された。

同馬は両前脚の蹄に不安を抱えており、8月下旬から栗東トレセンの入院馬房で治療に専念。患部の回復を図っていたが、最悪の事態に。
オルフェーヴル、ドリームジャーニーらと同じステイゴールド産駒ということもあり、大きな注目を集めていたが、同発表では「トレセン診療所の入院馬房で丹念な治療を続け、両前脚の状態は安定したものの、右後肢蹄骨の症状が急激に悪化し、昨日9月19日(土)午後に下降を続ける蹄骨が蹄底を突き破ってしまいました。ここまでなんとか持ちこたえていましたが、JRA獣医師からは重度の蹄葉炎との診断が下されてしまい、ここからは回復を図る手立てはなく、痛みが続くばかりであることから、これ以上馬を苦しめないため、本日9月20日(日)正午頃に安楽死の処置がとられました」と苦渋の決断であったことが記されている。