【POG】ボーダレスが内から抜け出しOP勝ち…カンナS

10月3日(土)、4回中山8日目9RでカンナS(芝1200m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の3番人気・ボーダレス(牝2、美浦・伊藤圭厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:08.7(良)。

2着には1馬身1/4差で2番人気・コスモアルコン(牡2、美浦・高橋祥厩舎)、3着には3/4馬身差で4番人気・フレンチイデアル(牡2、美浦・伊藤大厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたヒルダ(牝2、美浦・黒岩厩舎)は4着に敗れた。

好スタートを切ったのはコスモアルコン。内からルキナ、外からブランデーグラス、ファジーネーブル、掛かり気味のマイネルパッセが少し位置を下げ、その後ろにボーダレスという展開。外からフレンチイデアルが押しあげ、ヒルダは後方4番手のポジション。
ハナで手応えを残したまま、コスモアルコンが後続を引き離しにかかる、番手のブランデーグラスも粘りをみせるが残り100m付近で後続に飲み込まれる。好位を追走していた、ボーダレスが内の空いたスペースから抜け出し、ゴール前で先頭のコスモアルコンを捕らえ優勝。

勝ったボーダレスは、前走すずらん賞で差のない3着から巻き返しでのオープン勝利を飾った。本日の中山3Rで一つ上の姉が4着に敗れ、雪辱を晴らす形となった。横山典騎手との相性は抜群で、未勝利勝ち以来3戦続けて騎乗し、2勝3着1回と好成績を残している。今後重賞戦線へ向かうのか注目されるところだ。

馬主はH.H.シェイク・モハメド氏、生産者は日高町のダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。馬名の意味由来は「無境界の」。

1着 ボーダレス(横山典騎手)
「前走で溜める競馬をしましたが、思ったより弾けませんでした。今日は返し馬からフットワークが良かったですし、前走のイメージと違いました。落ち着きもあって良い雰囲気でしたよ。上手く脚が溜まりましたし、良い脚を使ってくれました。良い内容でした」

2着 コスモアルコン(柴田大騎手)
「スタートをポンと出て控えることも出来ましたが、他に行かれてゴチャつきたくなかったので、そのまま行きました。息を入れながら自分のペースで運べましたし、やったかと思いましたが、勝ち馬の切れ味が上でした。この馬も力がありますよ」

3着 フレンチイデアル(北村宏騎手)
「勝ち馬とは枠の差もありましたね。それでもこの馬も良いですよ。気持ちも前向きですし、最後もしっかり脚を使っています」

4着 ヒルダ(柴山騎手)
「レース前から少しテンションが高かったですし、ゲートの中でもウルさいところを見せていて、飛び上がるようなスタートになってしまいました。力があるので最後はきていますが、スタートがもったいなかったですね」

5着 マイネルパッセ(松岡騎手)
「道中にかかってしまいました。もう少し落ち着いて走れるようになれば、最後にもうひと脚使えると思います」

カンナSの結果・払戻金はコチラ⇒

ボーダレス
(牝2、美浦・伊藤圭厩舎)
父:アドマイヤムーン
母:コスモポリタン
母父:Cadeaux Genereux
通算成績:5戦2勝

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。