鋭く抜け出しシベリアンスパーブが快勝…秋風S

10月3日(土)、4回中山8日目11Rで秋風S(芝1600m)が行なわれ、田中勝春騎手騎乗の8番人気・シベリアンスパーブ(牡6、美浦・手塚厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:33.2(良)。

2着には1馬身1/4差で10番人気・セイクレットレーヴ(牡6、美浦・田中清厩舎)、3着にはクビ差で1番人気・マイネルメリエンダ(牡4、美浦・和田郎厩舎)が続いて入線した。

大きく出遅れたのは大外ケイアイチョウサン。スタートしてハナを主張したのはマイネルメリエンダ、やや抑え気味にペイシャフェリスが番手に付け、外からエンドレスノット、マーブルカテドラル、メイショウインロウと続き、中団にシベリアンスパーブ、その2馬身後方にセイクレットレーヴという展開。縦長でレースは進み、速い流れのまま最終コーナーへ。
直線に入ると、騎手の合図に素早く応えた、マイネルメリエンダが後続を引き離しにかかる。残り2ハロンを切った辺りから一気に後続勢が押し寄せ、馬場の真ん中を鋭く抜けてきたシベリアンスパーブが差し切って優勝。そのすぐ後ろに位置していた、セイクレットレーヴが勝ち馬に届かずも2着を確保。

勝ったシベリアンスパーブは、昨年の春同じ中山で昇級して以来となる1年半ぶりの勝利。近走は、勝ちに恵まれないレースだったが、勝ち馬とは大きな差は無く惜敗続き。2走ぶりに騎乗した田中勝春騎手の手綱で初のOP入を決めた。
馬主は藤田在子氏、生産者は新冠町の山岡牧場。馬名の意味由来は「冠名+母名の一部」。

1着 シベリアンスパーブ(田中勝騎手)
「具合が良いと聞いていました。スムーズに運べましたし、最後も良い脚を使ってくれました」

2着 セイクレットレーヴ(松岡騎手)
「今日はペースも向きましたし、最後に良い脚を使ってくれました。叩いた方が良いタイプですし、次が楽しみです」

3着 マイネルメリエンダ(柴田大騎手)
「スタートが良かったですし、内枠だった分逃げる形になりました。枠の利を生かしてリズム良く運べていましたが、力のある相手ですし甘くないですね。この前よりもテンションが落ち着いていましたし、内容は良かったです」

4着 ウインフェニックス(三浦騎手)
「欲を言えばもう少しペースが流れてほしかったですけど、終いに良い脚を使っていますし内容は良かったと思います。確実に力を付けています」

5着 アンブリッジ(柴田善騎手)
「折り合いがついて良い感じで走れていましたが、3分3厘辺りでの動きが鈍かったです。あの感じで運べていたなら、もっとハミを取ってほしかったですね」

秋風Sの結果・払戻金はコチラ⇒

シベリアンスパーブ
(牡6、美浦・手塚厩舎)
父:シベリアンホーク
母:マルターズスパーブ
母父:With Approval
通算成績:30戦4勝

シベリアンスパーブ

シベリアンスパーブ

シベリアンスパーブ


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