【POG】2億円馬マツリダバッハがデビュー勝ち…中山新馬

10月4日(日)、4回中山9日目5Rで2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、蛯名正義騎手騎乗の2番人気・マツリダバッハ(牡2、美浦・国枝厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:53.2(良)。

2着には1馬身1/4差で3番人気・シンボリラパス(牡2、美浦・菊川厩舎)、3着には3/4馬身差で4番人気・ミヤビエンブレム(牡2、美浦・高橋文厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたエレクトロポップ(牡2、美浦・小島太厩舎)は4着に敗れた。

シンボリラパスが好スタートを決め、コーナーワークでハナを切るが、向こう正面でグランアルバスが一気に押し上げてハナを奪う。シンボリラパスは番手に控え、ドーノデルソーレ、エレクトロポップ、マツリダバッハ、ミヤビエンブレムと続き、注目の人気2頭は好位で脚を溜める。
直線に向くと、軽快に逃げるグランアルバスを目掛けてシンボリラパス、ドーノデルソーレが襲いかかり、さらに内からマツリダバッハも蛯名騎手のステッキに応えて前へ。ラスト100mでマツリダバッハがシンボリラパスを捕らえて新馬勝ちを果たした。1番人気のエレクトロポップは直線伸びを欠いて4着まで。

勝ったマツリダバッハは兄に日本ダービー、天皇賞(秋)を勝ったエイシンフラッシュがいる血統で、今年の千葉サラブレッドセールで史上最高取引額となる2億520万円で落札。父がディープインパクトに替わり、今後その末脚にどこまで磨きがかかるか注目される。

馬主は高橋文枝氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+人名より」。

1着 マツリダバッハ(国枝栄調教師)
「調教では動けなかったが、実戦でやる気を出し、想像以上のいい走り。さすが奥深い血だね。兄のエイシンフラッシュは新馬で走らず、ゆっくり力を付けていった。この馬もいろいろな課題をクリアしながら、無事に伸びてほしいよ」

2着 シンボリラパス(江田照騎手)
「スタートは出たが、物見が激しかった。あと一歩。もうひと伸びが利かなかったよ」

3着 ミヤビエンブレム(四位騎手)
「よくしつけられ、乗りやすかった。ただ、馬に囲まれると気にし、耳を絞っていたよ。ばらけたら伸びたし、広いコースで変わる」

4着 エレクトロポップ(M・デムーロ騎手)
「スタートは良かったけど、フットワークが重いね。直線は右にもたれていた。まだ子供。使って良くなるよ」

7着 チェストケハーツ(吉田隼騎手)
「ゲートを出なかったですね。直線は伸びているのですが」

11着 グランアルバス(武豊騎手)
「誰も行かず、押し出されてしまった。この距離は長いよ」

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マツリダバッハ
(牡2、美浦・国枝厩舎)
父:ディープインパクト
母:ムーンレディ
母父:Platini

マツリダバッハ

マツリダバッハ

マツリダバッハ

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