【京都大賞典】ラキシス「実績ある京都で弾みをつけてG1へ」

7日、京都大賞典(G2)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。前走、札幌記念5着以来のレースとなるラキシス(牝5、栗東・角居厩舎)はCWで助手を背に最終調整。馬なりで来週の秋華賞に出走予定のトーセンビクトリーを内から0.6秒追走。キレのある鋭い走りを見せ、タイムは6F88.8-71.0-54.0-39.7-11.8秒をマークした。

辻野調教助手は「先週はハミ掛りが良かった。ジョッキーが乗ると結構、行く気を見せてしまうところがあるんですよ。でも、ああいった追い切りをすると、次で変わってくるんです。ええ、今週はスムーズな調教ができましたからね」と5歳馬で本格化を見せる同馬に確かな手応えを感じている様子。

「ここまで順調にこれたし、ひと追い毎に馬も良くなってきました、実績のある京都コースですし、はずみをつけてG1へ臨みたいですね」とコメント。京都は昨年エリザベス女王杯を制した舞台。4戦2勝で掲示板を一度も外しておらず、抜群の相性を誇る。
2000m~2200mを中心に走ってきたが、それ以上となると昨年の有馬記念以来2度目。他のG1馬相手に女王らしい走りを期待したい。

また、今回騎乗の武豊騎手とは初コンビで、どのようなレースを展開するのかも注目が集まる。京都大賞典といえば、先週重賞300勝を挙げた武豊騎手が、初めて勝った重賞で現在までに7勝している。近年は勝利に恵まれていないが、10年ぶりの制覇となるかも見どころだ。

ラキシス

ラキシス

▲秋華賞に出走予定のトーセンビクトリーと併せたラキシス(内)